小規模だが評価できる大学ランキング2019(関東・甲信越編)

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小規模だが評価できる大学ランキング2019(関東・甲信越編)

写真=麗澤大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は小規模だが評価できる大学ランキング(関東・甲信越編)だ。

グローバル教育や社会との連携で実践力を伸ばす

1位は都留文科大で67ポイント、2位は神田外語大で37ポイント、3位は横浜市立大で31ポイント、4位は長岡技術科学大で24ポイント、5位は文教大で19ポイント、6位は麗澤大で13ポイント、7位は松本大で10ポイント、8位は神奈川県立保健福祉大と茨城キリスト教大、日本工業大の3大学が9ポイントを獲得した。

私立1位となる神田外語大は、外国語の習得やグローバル教育が特色の大学だ。現在は外国語学部1学部のみだが、2021年4月からグローバル・リベラルアーツ学部を新たに設置予定としており、さらに国際的な課題解決に取り組む人材育成を目指す。

教員から多彩な人材育成へ向かう文教大

5位の文教大は、小学校教員採用数で、12年連続私立大学1位の実績を持つ、教員育成に定評のある大学だ。教育学部、人間科学部、文学部、情報学部、国際学部、健康栄養学部、経営学部の7学部からなり、さまざまな学問分野の教員を育成するともに、公務員や一般企業へも多くの人材を送り出している。

これまでの越谷キャンパス(埼玉県越谷市)、湘南キャンパス(神奈川県茅ケ崎市)に加え、21年4月には東京あだちキャンパス(東京都足立区)を開設し、トリプルキャンパス体制となる予定だ。

小規模と国際性にこだわる麗澤大

麗澤大は、小規模大学ならではのきめ細やかな指導と面倒見のよさで6位にランク入りした。教育や学生生活、就職などさまざまな面で、教職員が学生一人ひとりの個性を把握し、サポートを行っている。

1年次から学外で課題発見解決型学習(PBL)を実施するなど、社会や世界と関わり合いながら学ぶことができる教育プログラムが展開されている。

地域との連携で実践的に学ぶ、松本大

小規模だが評価できる大学ランキング2019(関東・甲信越編)写真=松本大学

7位の松本大は、総合経営学部、人間健康学部、教育学部の3学部5学科からなる文系総合大学。「自主独立」を建学の精神に据え、「地域社会に貢献できる人材の育成」を使命としている。地域と連携することで、「現場」から「理論」を学ぶという独自の教育手法をとっている。また、地域社会の問題解決という明確な目標が、学生が専門的な学習を深めるモチベーションにもなっている。

<表の見方>

全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


小規模だが評価できる大学ランキング2019(関東・甲信越編)