小規模だが評価できる大学ランキング2019(北海道・東北編)
写真=会津大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は小規模だが評価できる大学ランキング(北海道・東北編)だ。
1位は全国編でも首位となった国際教養大で、283ポイント。2位は会津大で99ポイント、3位は公立はこだて未来大で67ポイント、4位は秋田県立大で17ポイント、5位は北見工業大で16ポイント、6位は小樽商科大で14ポイント、7位は釧路公立大と札幌医科大及び名寄市立大と、北海道の国公立大が12ポイントで並んだ。
10位はトップ10唯一の私立大である盛岡大が10ポイントでランクイン。私立大学では、東北女子大(19位)や天使大(22位)、東北公益文科大(24位)などの名前も上がった。
新しい学問分野に取り組む単科大学
ランキングの上位を占める国公立大学は、2004年開学の国際教養大をはじめ、比較的新しい大学が目立つ。また、国際教養学やシステム情報科学など、新しい学問分野に取り組む大学も多い。
1位の国際教養大は、グローバルリーダーの育成を掲げ、国際教養学部のみの単科大学として開学。海外の提携校との「国際協同課題解決型プロジェクト」など、実践的な教育に取り組んでいる。
2位の会津大は、1993年にコンピュータ理工学に特化した大学として開学。先進的なコンピュータ教育と、グローバルな教育・研究環境を強みとしている大学だ。
3位の公立はこだて未来大は、2000年に開学した情報系単科大学で、システム情報科学部から成る。情報科学を根幹とし、よりよい社会システムづくりを目指す独自の教育と研究を展開しており、地域と連携した取り組みにも積極的だ。
地域貢献を掲げる盛岡大
10位の盛岡大は、英語文化学科、日本文学科、社会文化学科、児童教育学科からなる文学部と、栄養科学部の2学部5学科で構成される大学だ。地域との連携に力を入れており、地域連携センターを通して、地域の教育支援、子育て支援、健康増進支援などの活動を行っている。
<表の見方>
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全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。