グローバル教育に力を入れている大学ランキング2019(全国編)

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グローバル教育に力を入れている大学ランキング2019(全国編)

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回はグローバル教育に力を入れている大学ランキング(全国編)だ。

トップは10年連続で国際教養大

国際教養大が759ポイントで、10年連続のトップに立った。2位は国際基督教大で421ポイント、3位は上智大で332ポイント、4位は立命館アジア太平洋大で321ポイント、5位は早稲田大が160ポイントで続く。

トップの国際教養大は国際教養学部のみの単科大だ。授業はすべて英語で行われ、1年間の留学が必須、1年次は全学生が外国人留学生と寮生活を送るなど独自のグローバル教育を行っている、学習量の多さからか5年かけて卒業する学生も多いが、就職実績は抜群だ。

英語で論文作成を行う国際基督教大

2位の国際基督教大が行っているグローバル教育は、主に英語を母語としない入学生全員が1・2年次に履修するリベラルアーツ英語プログラムだ。「読解と論文作法」「精読と英文構成法」「アカデミック・スキルズ」などで構成され、最後には英語で論文作成までを行う。英語力を向上させ、大学で実践的に学ぶための思考力とスキルを養うねらいがある。

4位の立命館アジア太平洋大学は、学生の約半数が世界約90カ国・地域から、教員の約半数が世界22カ国・地域からという極めて多様性の高いキャンパス環境が大きな特徴だ。言語、民族、文化、価値観が異なる者たちが集まるキャンパスでは、授業だけでなく、日々の生活自体がグローバル教育の場となるだろう。

<表の見方>

全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


グローバル教育に力を入れている大学ランキング2019(全国編)