面倒見が良い大学ランキング2019(東京編)
写真=明治大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は面倒見が良い大学ランキング(東京編)だ。
年に23000件の学生相談を行う明治大
トップは武蔵大。135ポイントは全国3位の数値だ。2位は明治大で81ポイント、3位は産業能率大で76ポイント、4位は東京理科大で74ポイント、5位は東京大で51ポイントと続く。
1位の武蔵大、3位の産業能率大の取り組みについては、全国編で触れた通り。
2位の明治大は学生一人ひとりへのきめ細かな就職指導を行っており、”就職の明治”とも呼ばれている。進路選択から就職活動、キャリア形成まで様々な学生相談を受け付けており、その件数は年間23000件にも上るという。
「実力主義」の東京理科大がランクイン
写真=東京理科大学
4位の東京理科大は、指定科目の単位取得が進級の要件となる「関門科目」制度に代表されるように、実力を付けた者しか卒業させない「実力主義」の伝統で有名だ。教員たちは情熱的な指導のもと、学生たちは関門を乗り越えようと真剣に勉学に取り組み、実力をつけていく。厳しさと面倒見の良さが表裏一体となり学生の実力を伸ばす教育制度が、高評価の理由だろうか。
<表の見方>
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全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。