面倒見が良い大学ランキング2019(関東・甲信越編)
写真=秀明大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は面倒見が良い大学ランキング(関東・甲信越編)だ。なお、東京都の大学は東京編として個別にまとめたため、ここでは除いている。
全学部で担任制を導入する秀明大
トップは秀明大だ。学校教師、看護、総合経営、英語情報マネジメント、観光ビジネスの5学部全てで担任制を導入しており、入学から卒業まで一貫した学生支援を実現している。年間を通じて複数回行われる面談のほか、半期ごとの履修登録や学生生活、留学、資格取得、インターンシップ、教員採用試験に看護師国家試験など、さまざまな場面で担任が相談相手となることが「面倒見が良い」大学という評価の理由だろうか。
神奈川工科大は基礎・基本を重視
2位の神奈川工科大学は工、創造工、応用バイオ科、情報に、20年春改組再編した健康医療科を合わせた5学部からなる理系の大学だ。この大学の面倒見の良さは、基礎・基本重視の姿勢に表れている。学生の基礎学力定着をはかる「基礎教育支援センター」という施設を設け、高校学習範囲の数学、物理、化学、英語等について、専任チューターが個別指導を実施している。
聖学院大は19年連続ランクイン
写真=聖学院大学 人文学部 日本文化学科 授業の様子
3位の聖学院大は、「面倒見が良い大学」19年間連続のランクインだ。創立30周年に際し制定された、「一人を愛し、一人を育む。」というタグラインにも表れている徹底した少人数教育と、学生一人ひとりと向き合う対話の重視が特徴となっている。入学後のフォロー体制としては、常駐の教員による学習指導が受けられる「ラーニングセンター」や、グループ学習に使える「アクティブ・ラーニング・スペース」、合計4教室のPCルームなどがあり、学習環境が整っている。
<表の見方>
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全国の進学校約2000校の進路指導教諭にアンケートを実施し、857校からの回答を基にランキングを作成。5校連記で記入をしてもらい、1番目の記入校を5ポイント、2番目を4ポイント、3番目を3ポイント…として集計した。2019年7月調査。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。