東洋大が3月28日、入試プレス発表会を報道関係者向けに開催した。
一般選抜の志願者総数は113,762人と昨年比10,852人の増加となった。そのうち第一部(昼間部)の志願者数は110,485人と2年連続で10%超の増加となったが、一方で合格者数は昨年比5,000人以上減少し(3月19日現在)、倍率も3.22倍から4.31倍に上昇した。合格者の入学率(歩留まり)が高かったのが今回の特徴だという。
2025年度に新たに導入した「学校推薦入試 基礎学力テスト型」については、志願者数19,610人に対して合格者数は4,194人で、倍率は4.68倍となった。最も高かったのは国際学部グローバル・イノベーション学科で12.93倍だった。この入試による入学者は900人台前半となり、募集人員の578人を大きく上回った。入学率も高く、重複合格者を1とカウントした実人数ベースでは、入学率が約4割だった。
同大では近年、5科目型・4科目型など多科目型の入試を拡大してきたが、今回の入試では志願者数に占める割合が12.3%で、過去最高となった。同大の分析によると、多科目型の受験生は、学力レベルが高い傾向にあるという。
また、英語外部試験利用者の割合は57.4%となった。2022年度入試で50%を超え、その後増加傾向にあったが、今回は横ばいとなった。この割合が60%を超えた場合には、大学独自の英語試験を廃止して英語外部試験に一本化することを目指している。
2026年度入試については、「学校推薦入試 基礎学力テスト型」を「総合型選抜」に変更する。高校では9月に推薦入試の会議が行われることが多く、同大の基礎学力テスト型の推薦書が間に合わないケースが少なくなかったという。そのため、高校の推薦書が不要な総合型に変更し、受験生が直前でも出願できるようにした。選抜方法は、基礎学力テストに調査書等の提出書類やその他の評価方法を組み合わせて実施するとしているが、詳細は未定だ。また、全国に試験会場を設置する。同大キャンパス以外では、札幌、仙台、郡山、水戸、宇都宮、高崎、千葉、横浜、新潟、金沢、長野、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡。試験日は11月30日で大きく変わらない。詳細については、文部科学省が通知する「大学入学者選抜実施要項」に従って、6月頃に発表される予定だ。