例年、京大では後期日程で法学部のみ特色入試として募集を行っていたが、25年度は法学部の募集人員は学校推薦型選抜に充てられた。
その京大の2025年度(25年4月入学)の一般選抜の志願者数は昨年前期を277人上回る8,077人に対して、合格者数2,707人で倍率は3倍だった。京大は2021年から4年連続で志願者が増加しており、年々競争が激しくなっている。では、合格者の高校別ランキングにはどのような傾向が見られるのか3月17日現在での上位校を見ていこう。
1位は北野(大阪)で合格者数は106人。北野は8年連続のトップで、前年90人からさらに合格者数を伸ばした。
2位は洛南(京都)で69人。合格者数は減少したものの、高い水準を維持し2位にランクイン。
3位は東大寺学園(奈良)で60人。前年よりやや減少したが、引き続き上位を維持している。
4位は天王寺(大阪)で53人。安定した合格者数を確保。
5位は大阪星光学院(大阪)で51人。前年比14人増と大幅に数を伸ばした。卒業生に対する合格者の割合も高く、数字以上の実力を示している。
6位は灘(兵庫)で50人。東大合格者77人の関西のトップ校は、京大も多くの合格者を輩出している。
7位は甲陽学院(兵庫)で47人。昨年と同数ではあるが、25年は合格者数が減少した高校が増えたこともあり順位を伸ばした。
8位は旭丘(愛知)と大阪桐蔭(大阪)が46人で並ぶ。旭丘は東海地区の高校ながらもランキングの常連校。大阪桐蔭は特色入試でも11人の合格者を輩出している。
ランキング上位は関西の名門校が占める結果となったが、愛知県の旭丘や岡崎、石川県の金沢泉丘など、東海・北陸地方の高校も京大合格者を多数輩出しており、関西以外の地域からの進学者も少なくないことが分かる。
※25年の京大合格者数については、下記のページで定期的に更新いたします。
京都大学2025年 大学合格者 高校別ランキング
<表の見方>
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3月17日9時現在の判明分。前期未回答の学校は、学校推薦型・総合型の人数のみで集計されている場合がある。非公表・未回答の高校は掲載していない。設置欄の※印は国立、◎印は私立、無印は公立。
大学通信・サンデー毎日・AERAの3社共同調査。
2名までの内訳は有料でご覧いただけます