2025年主な私立大学の志願状況

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2025年主な私立大学の志願状況

首都圏・近畿圏の難関私立大学の一般選抜志願者は、2025年度入試においても増加傾向だ。

早慶上理(早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大)、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)を見てみると、2月10日現在の集計で、上智大が微減。立命館大も減少しているが、後期募集を残しており、トータルで前年を上回りそう。難関私立大の大半が、前年の志願者を上回ることになりそうだ。この背景には、国公立大学志願者が共通テスト利用方式を通じて難関私立大学への併願を増加させている状況があり、この傾向は25年度も継続していると考えられる。

本ページの下表で、2月10日現在の順位を見ていくと、1位は近畿大学。2024年まで11年連続で一般選抜志願者全国1位を誇るが、今年もその牙城は揺るがない情勢だ。2位は明治大、3位千葉工業大、4位東洋大、5位法政大となり、上位5大学は、すでに一般選抜志願者が10万人を超えている。昨年の最終志願者上位5大学も同じ顔ぶれであり、上位大学の人気は揺るぎないものとなっている。

昨年最終志願者が9万人を割った早稲田大だが、6518人増で再び10万人に迫る志願者数となった。その他にも9位関西大、18位福岡大、26位明治学院大、29位甲南大など大都市に拠点を置く大学の志願者数の増加が目立っている。

最終的な志願者数の確定は、後期日程などの出願締め切り後となるが、全体的に伝統と実績のある難関大学に志願者が集中する傾向は、25年入試においても変わらない状況だ。

私立大学志願者数ランキング2025

2025年主な私立大学の志願状況


大学通信調べ。
2月10日までの判明分。主要な私立大学約100校を調査。一般選抜のみのデータで、2部・夜間主コース等を含む。
*は志願者数確定。