東洋大が併願可能な学校推薦型選抜を導入

入試 小林 聡
東洋大が併願可能な学校推薦型選抜を導入

東洋大は2025年度入試で、他大学と併願可能な学校推薦型選抜を導入する。英語と国語、または英語と数学の基礎学力テストを実施し、学力面も重視した入試となる。英語については、英語外部試験のスコアを利用することも可能。他大学との併願だけでなく、東洋大の一般選抜と併願することもできる。

関西では、総合型や学校推薦型といった年内入試で学力テストを課す大学は少なくないが、関東では珍しい。年内入試で合格を確保しつつ、年明けの一般選抜でより志望度の高い大学を狙う受験生が増えそうだ。

東洋大ではほかにも、2025年度入試で総合型選抜(公募型)の出願資格に「学習証明型」を新たに導入する。経済学部第1部経済学科が対象。オンラインによる「事前適性検査」を受検し、学科の定めた基準を満たしていることを証明したうえで出願する。これにより事前に受験生と学科のミスマッチを防ぐことができる。合格し、入学手続きをすると、オンラインによる入学前教育プログラムの受講が課され、入学後の学びにスムーズに移行することができる。