大阪工業大学が2024年度から3学部12学科で女子特別推薦入試を新設

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大阪工業大学が2024年度から3学部12学科で女子特別推薦入試を新設

大阪工業大学(学長:井上晋)は2024年度入学試験から「女子特別推薦入試」を新設し、3学部12学科で合計24人を募集する。

同大は1922年の学園創設以来、「専門職業人の育成」という建学の精神に基づき、社会の動向や時代の要請に応じた多様な人材を育成してきた。現在は、4学部17学科を擁し、さまざまな産業分野の進展に大きく貢献している。

近年は卒業生全体の15%前後、また学科によっては30~40%を女子学生が占めている。こうした人材育成力を更に活用し、文部科学省の理工系女性人材の育成戦略に呼応した取り組みとして、入学定員に特別枠を設けて女子志願者の入学促進を図る。

選考では、「数学」および「英語」について素養や入学後の学びで必要となる基礎学力を評価するため、高校教科書の基本的な内容を問うテストを課す。「書類審査」は各学科が指定する課題を課し、思考力・判断力・表現力などを評価し、面接では同大で学ぶ意思や入学後のビジョンなどを問う。加えて、工学部電子情報システム工学科と情報科学部の3学科では、外部資格検定試験保持者に対して加点制度を設けており、資格・検定試験に取り組んだ主体性も評価する。

特別推薦入試で入学した女子学生は、同大の特色である多分野融合的で実践的な教育研究環境において他の入学生と協働しつつ学修活動を積み、社会に大きく貢献できる理工系人材としての基礎的キャリアを磨く。高等教育界で定評のある同大独自の自律学修システムと学修支援プログラムにより、入学者の学びをサポートする。更に、客員教授就任予定の女性フリーアナウンサーによるキャリア支援プログラムも女子学生対象に新設し、理工系女性人材の多面的成長に向けて総合的な教育体制強化を図る。