東京女子大学が総合型選抜「知のかけはし入学試験」出願資格を変更 — 他大学との併願が可能に

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東京女子大学が総合型選抜「知のかけはし入学試験」出願資格を変更 — 他大学との併願が可能に

東京女子大学(東京都杉並区、学長:森本あんり)は、2023年度入学者選抜で実施する総合型選抜「知のかけはし入学試験」について、出願資格を変更。他大学との併願、東京女子大学の「学校推薦型選抜」および「一般選抜」との併願が可能となる。今回の出願資格変更に伴い、同大を第一志望とする受験生だけでなく、年内入試と一般選抜の両方を活用し進路を定める高校生にも受験の機会を拡大した。

2017年度から導入している「知のかけはし入学試験」は、新設当初から「3つのポリシー」に基づき、「学力の3要素」を踏まえ、志願者の意欲・個性・学力・資質を出願書類、英語外部検定試験の成績、講義の要旨、小論文、グループディスカッションおよび面接等により多面的・総合的に評価して合否を判定することを特徴としている。また、この入試受験者のみを対象とする給付型奨学金「挑戦する知性」奨学金(申請および継続には条件等有)が用意されている。

「知のかけはし入学試験」は、その名称に、東京女子大学の初代学長である新渡戸稲造が大学の入学試験に際し、「太平洋の橋になりたい」と大志を述べた逸話を踏まえている。

第一次選考は、出願書類(志望理由書、活動報告書、調査書、外国語資格・検定試験の成績)により審査を行う。第二次選考は、講義を受講し、講義の要旨、講義に関連した内容の小論文・グループディスカッション、面接および基礎学力検査(数理科学科のみ)を実施する。

第二次選考の講義の要旨、小論文、グループディスカッションでは、情報整理分析力、論理的思考力、課題発見力、リーダーシップ、自己表現力等を多面的・総合的に評価。この入試では、授業や課外活動など、日常の高校生活の中で培われてきた力を多角的に審査するため、「試験対策」は普段の高校生活の中にあるといえる。

2023年度より、年内入試と一般選抜の両方を目指す受験生もこの入試を受験できるよう、出願資格を変更し、他大学との併願、東京女子大学の「学校推薦型選抜」および「一般選抜」との併願を可能にする。

このことにより、当入試の合格者は、11月1日の合格者発表後も引き続き受験を継続し、東京女子大学と他大学とを比較し進路を定めることが可能となる。入学辞退届提出期限は3月末日。

なお、「挑戦する知性」奨学金に採用された場合は、この入試での入学を辞退することは不可。

詳細は、公式サイトに掲載中の入学試験要項を要確認。
https://www.twcu.ac.jp/main/admissions/dept-info/bridge.html


2023年度知のかけはし入学試験 実施概要
■出願資格
以下の要件をすべて満たしている女子。
(1)次の(1)~(3)のいずれかに該当する者
  (1)高等学校もしくは中等教育学校を2023年3月卒業見込みの者
  (2)通常の課程による12年の学校教育を2023年3月修了見込みの者
  (3)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を2023年3月31日までに修了見込みの者
(2)調査書の3年1学期(二期制の場合は3年前期)までの全体の「学習成績の状況」が3.7以上の者

■出願条件
 出願に際して、2020年10月以降に受験した英語資格・検定試験の基準を満たしていること。

■選考方法
 第一次選考:出願書類(志望理由書、活動報告書、調査書、外国語資格・検定試験の成績)による書類審査
 第二次選考:講義の要旨、小論文、グループディスカッション、学科面接、基礎学力検査(数理科学科のみ)および出願書類の総合判定

■試験日程
 出願期間 :2022年9月1日(木)~ 9月12日(月)〔締切日消印有効〕
 第一次選考結果発表:2022年9月30日(金)10:00
 第二次選考:2022年10月15日(土)[試験場:東京女子大学キャンパス]
 合格者発表:2022年11月1日(火)10:00
 入学手続締切日:2022年11月15日(火)
 入学辞退締切日:2023年3月31日(金)*
*「挑戦する知性」奨学金に採用された場合は、入学を辞退することはできません