2022年3月10日 12時頃に東京大学第2次学力試験（前期日程）の合格発表が行われた。
前期日程の志願者総数は9,507名（昨年:9,089名）合格者数は2,996名（昨年:2,993名）。志願倍率は全体で3.21倍（昨年:3.07倍）と昨年を上回った。志願倍率が高かったのは、文系では文科一類で3.20倍、理系では理科三類で4.34倍となっている。
大学入学共通テストの平均点ダウンに加え、2次試験の難化がが影響した22年度の東大入試は、全ての科類で昨年の合格最低点を下回る結果となり、科類別の合格者の平均点は少なくとも過去10年で最低となった。
女子の志願者数は2,118名（昨年:1,855名）で昨年より増加した。一方で、第2次学力試験の女子の合格者数は593名（昨年:598名）で昨年より減少。合格者における女子の割合は一般選抜で19.8％（昨年：20.0％）、学校推薦型選抜で43.2％（45.7％）となった。
東京大学では、2021年4月に就任した藤井輝夫 新総長のもと、誰もが生き生きと活躍できる魅力あるインクルーシブキャンパスの実現を目指して、「ダイバーシティ＆インクルージョン推進」を掲げている。女子学生獲得に向けての動きも積極的で、女子学生の住まい支援や女子向けの奨学金などの取り組みを続けていくという。
大学通信では3月10日15時～19時30分まで、東京大学高校別大学合格者数速報をYouTubeでライブ配信する。
【東京大学高校別大学合格者数速報 YouTubeライブ配信】
https://youtu.be/bp77te7SDxw