【大学パンフ活用術】 大学受験のプロ・大学通信の井沢部長が勧める、紙パンフレットの活用法

大学選び入門
【大学パンフ活用術】 大学受験のプロ・大学通信の井沢部長が勧める、紙パンフレットの活用法

受験情報誌にはよく、「大学のパンフレットを取り寄せよう」という言葉が見られる。多くのパンフレットを請求するのはよいが、同時に届いたパンフレットをほとんど見ない、中には封筒さえ開かない受験生もいると聞く。これはとてももっていないことだ。ではせっかく取り寄せたパンフレットは何のために、またどのように活用すればよいのだろうか。大学のホームページならいつでもWEB版のパンフレットを見ることができる中で、なぜ紙のパンフレットがお勧めなのか、今回は特にWEBサイトと比較して考えてみよう。

①  WEB版のパンフレットとは受ける印象が違う
紙のパンフレットはつくりが大学によって様々だ。それこそ表紙の印象、目次から紙の質までさまざま。美術系大学はデザインがユニークだったり、伝統ある大学ではシックなつくりだったり。中には市販されている雑誌とタイアップしたものもある。こうした大学の特徴はWEBでも伝わるが、形として手に取ることができるパンフレットは視覚だけでない感覚が伝わる。パンフレットを手にしたときの印象も、志望校選びには意外と重要だ。

②  モチベーションアップにつながる
志望大学のパンフレットが手元にあると、受験勉強のモチベーションが上がり、志望動機もより強くなる。お守り代わりにもなるだろう。WEBよりも強いビジュアル感が志望度合いをアップしているのでは、と思わせる大学のパンフレットもある。志望校のパンフレットを自宅の本棚に立てておき、模試の結果が悪かった時に気持ちを奮い立たせたというのは、合格体験記ではよく目にする言葉だ。


③  並べて比較しやすい
WEBで複数の大学を横に並べて比較検討するのは結構大変だ。それぞれの大学の長所短所を素早く比較するには、紙のパンフレットが有効なのではないだろうか。パンフレットには学部・就職・奨学金・課外活動など、どの大学にも必ず掲載されているコンテンツがある。志望校のパンフレットを並べてみて、興味のある分野の数字などを比較してみてはどうだろうか。


WEBは特定の情報を深く掘り下げるには極めて有効なツールだが、初期の大学選びのようにたくさんの候補から幾つかに絞るような場合、素早く比較検討できる紙や本の方がまだまだ便利なのではないだろうか。


なお一度大学に資料請求をすると、それ以降その大学から、イベントなどの最新情報がDMなどで送られてくることもある。本当に行きたい大学から最新情報が届くことはありがたいことだ。
資料請求を有効に活用して志望校への理解を深め、受験勉強のモチベーションにつなげてほしい。


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