東京工芸大学の一般入学試験志願者数が8年連続で増加中

入試 大学プレスセンター
東京工芸大学の一般入学試験志願者数が8年連続で増加中

東京工芸大学(学長:義江龍一郎)の2020年度一般入学試験(センター試験利用入試含む)の志願者数が、大学全体で合計4573人となった。これにより、2012年度の3倍を超え、2013年度以降8年連続で増加していることが明らかとなった。100年近い伝統を持つ同大では創設当初から「アート」と「テクノロジー」の融合を目指す非常に特色のある教育を実践しており、このことが、他の大学とは異なる強み・魅力となっている。

東京工芸大学の一般入学試験(センター試験利用入試含む)の志願者数は、2012年度は合計で1352人だったが、翌2013年度から毎年志願者数が増え、2018年度には2699人となった。

2019年度には2つの大きな大学改革を実行しており、工学部では、従来の5学科制を廃止して1学科5コース制に移行。5コース全ての学生が情報基礎を学び、2年次進級の際にコース変更が可能となるなど、学際的かつフレキシブルな体系に進化した。芸術学部では、1~2年次の厚木キャンパスでの教育を廃止し、中野キャンパスでの4年間一元教育を開始。メディア芸術を東京・中野で4年間学べる、特徴的な学部となった。

この結果、2019年度の志願者数は合計で4091人となり、さらに、2020年度は同大工学部が出願受付を3/5(消印有効)に締め切り、集計した結果、引き続き志願者数を増やし合計で4573人となり、8年連続での志願者数増加となった。

なお、この間、大学全体の入学定員は増加していない。

■東京工芸大学 一般入学試験 志願者数推移
・2012年度 1,352人
・2013年度 1,408人
・2014年度 1,647人
・2015年度 1,858人
・2016年度 1,986人
・2017年度 1,992人
・2018年度 2,699人
・2019年度 4,091人
・2020年度 4,573人
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創設された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初から「アートとテクノロジーを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。工学部と芸術学部の2学部を有し、工学部の学生は1年次に写真とデザインを学ぶことで芸術的なセンスを身につけ、芸術学部の学生はメディアアートを通して工学的な技術を身につけるという、一見相反する両分野を融合させた教育を実践している。

また、2016年度には「『色』で明日を創る・未来を学ぶ・世界を繋ぐ KOUGEI カラーサイエンス&アート」の取り組みで文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」に選定。両学部に共通する全学的な研究テーマとして「色」を取り上げ、国内の大学では唯一となる「色の国際科学芸術研究拠点」を形成し、「色といえば東京工芸大学」といわれるようなブランドを築くとともに、学長方針である「真の工・芸融合」を目指している。

東京工芸大学の一般入学試験志願者数が8年連続で増加中