関西大学が12月7日に「村野藤吾建物群 選定記念シンポジウム」を開催 ~「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」選定

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関西大学が12月7日に「村野藤吾建物群 選定記念シンポジウム」を開催 ~「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」選定

写真 = 簡文館


~ 大学昇格、千里山の学舎開設から100周年を目前に歴史的価値が評価 ~

関西大学千里山キャンパスに現存する村野藤吾建物群が、2018年度DOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」として選定されたことを受け、12月7日(土)に記念シンポジウムを開催する。
【本件のポイント】
・千里山キャンパスの村野藤吾建物群がDOCOMOMO Japan「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」に選定
・千里山の学舎開設および大学昇格から100周年を迎える2022年に先駆けたプレイベント
・選定プレート贈呈式・記念講演のほか、建物見学ツアーや解説、パネルディスカッションを実施

日本の近代を代表する建築家の一人である村野藤吾は、1940年代後半から約30年にわたり、関西大学千里山キャンパスの学舎の建設を手掛け、今日のキャンパスの骨格をデザインした。もとは図書館であった簡文館(2018年大阪府指定文化財に指定)や、円神館、誠之館など村野が設計した建造物は約40棟にのぼる。千里山キャンパスには、今なおその約半数が現存し、機能と立地を受け止めた多彩な表情を見せている。

このたびの記念シンポジウムでは、村野が設計したKUシンフォニーホールにて選定プレート贈呈式、記念講演のほか、村野建築をイメージしたダンスパフォーマンスを行う。また、村野建築を紹介する建物見学ツアーを実施する。2022年に千里山の学舎開設および大学昇格から100周年という節目の年を迎える同大では、100周年の機運を高めるとともに、多くの方々にキャンパスの魅力を知っていただく機会になればと考えている。

(*)DOCOMOMO(ドコモモ)
20世紀の建築における重要な潮流であったモダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際学術組織。

「関西大学千里山キャンパスにおける村野藤吾建物群 選定記念シンポジム」概要

【日 時】 12月7日(土)11:00~16:00 
【場 所】 千里山キャンパス KUシンフォニーホール(吹田市山手町3丁目3-35)
【定 員】 200名 (無料、事前申込制)
【プログラム】 (敬称略)
11:00~  建物見学ツアー 
       コース(予定):岩崎記念館、第1学舎2号館、簡文館、誠之館和室(千里庵)、円神館など
13:00~ ダンスパフォーマンス(指導・演出 人間健康学部教授 原田純子)
13:30~ プレート贈呈式
14:00~ 記念講演
     DOCOMOMO Japan 副代表理事 山名善之(東京理科大学教授)
14:45~ 「関西大学千里山キャンパスの村野藤吾建築」
     解説:環境都市工学部准教授 橋寺知子
15:20~ 「DOCOMOMO Japanの活動について」
     DOCOMOMO Japan 事務局長 大宮司勝弘(東京家政学院大学助教)
15:30~ パネルディスカッション
     パネリスト:山名善之、大宮司勝弘、原田純子、橋寺知子

▼本件の詳細
関西大学プレスリリース
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2019/No58.pdf