川村学園女子大学の学生がつくる「本物の結婚式」を自由学園明日館で一般公開

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川村学園女子大学の学生がつくる「本物の結婚式」を自由学園明日館で一般公開

女子観光教育のパイオニアである川村学園女子大学(東京・目白キャンパス)では、11月2日(土)、国の重要文化財に指定されている自由学園明日館で、学生が企画および運営する本物の結婚式を挙行する。

観光文化学科では、2015年に学生がプロデュースする結婚式をホテル椿山荘東京で実施した。その時に1年生だった学生が「私たちも手がけたい」と願い、2年以上にわたって周囲に働きかけを続け、この春、再び結婚式を実施することが決まった。

昨今、ブライダル市場は、いわゆる結婚適齢期の世代の人口減少や結婚しない人の増加、婚姻届を出しても結婚式や披露宴を行わない「ナシ婚」層の増加など、多くの課題を抱えている。

このプロジェクトに参加する観光文化学科4年生5名と2年生5名は議論を重ね、「ナシ婚」層およびその予備軍の方々に「やっぱり結婚式っていいね」と感じてもらえる結婚式を目指して、新郎新婦と相談を重ねながら、結婚式では一般的に行わない演出を多く取り入れることを目指してきた。「結婚式だからやりたいこと」「結婚式だけどやりたいこと」を可能な限り叶え、「まったく新しい結婚式をつくる」というテーマを掲げている。

プロジェクトが本格的に始動したのは4月のこと。会場への協力依頼も学生が担当し、企画書やプレゼンテーションを練り上げるところから準備がスタートした。5月には共催として自由学園明日館*に会場を提供していただくことが決まり、その後、豊島区の後援やブライダル事業者の協賛などが次々に決まっていった。そして、7月には結婚式を挙げていただける新郎新婦の一般公募を行った。婚姻届を提出済み、または提出予定の20代~30代のカップルに限定した短期間の公募であったが、5組の応募があり、学生による選考を経て、新郎24歳、新婦23歳のカップルに決定した。

挙式は一般に公開する。概要は下記の通り。

川村学園女子大学の学生がつくる「本物の結婚式」
○日 時: 2019年11月2日(土)11時30分~ 
○会 場: 自由学園明日館 講堂
○主 催: 川村学園女子大学 生活創造学部 観光文化学科
○共 催: 自由学園明日館
○後 援: 豊島区
○協 賛: 株式会社コルドンブルー、イノセントリー東京、株式会社マキアージュユウコ、株式会社セレンディップ
○協 力: 株式会社近畿日本ツーリスト首都圏
○本学担当者: 丹治朋子(川村学園女子大学 観光文化学科教授)

○注意事項:
・挙式開始後の入退場はご遠慮ください。
・満員の場合は入場をお断りすることがございます。
・当日、写真や動画を撮影いたします。広報等に使用させていただく場合がございますのでご了承ください。
・駐車場はございません。近隣コインパーキングをご利用ください。
・自由園明日館への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
・挙式には無料でご参加いただけますが、中央棟などのその他の施設を見学する場合は、別途見学料が必要です。

*自由学園明日館は1921年(大正10)、羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園の校舎として、アメリカが生んだ巨匠、フランク・ロイド・ライトの設計により建設された。結婚式で使用する講堂は、フランク・ロイド・ライトに学んだ遠藤新の設計により、1927年(昭和2)に竣工。

川村学園女子大学の学生がつくる「本物の結婚式」を自由学園明日館で一般公開