立教学院が創立150周年記念式典を池袋キャンパスで開催

イベント 小林 聡
立教学院が創立150周年記念式典を池袋キャンパスで開催

写真=記念式典で挨拶する西原廉太立教学院院長・立教大学総長

学校法人立教学院の創立150周年記念式典が5月11日、東京・豊島区の池袋キャンパスで行われ、学内外の約800人が参列した。
立教学院は1874年、アメリカ聖公会のウィリアムズ主教が東京・築地に開設した「立教学校」を源泉とする。現在は立教大学のほか、立教池袋中学校高等学校、立教新座中学校高等学校、立教小学校の4校で形成されている。

立教学院では、創立150周年を機に「立教未来構想-RIKKYO VISION-」を策定、「創立から150年の霊視・伝統を礎とし、世界を先導する立教を造る」と学院全体の目標を掲げた。この未来構想では、学院を形成する4校がそれぞれのビジョンを宣言している。
○立教大「普遍なる真理を探求し、世界、社会、隣人とつながるために、<Global Liberal Arts & Sciences>を究める大学へ」
○立教池袋中高「予測できないこれからの社会で、周囲と協調性を保ちながらリーダーシップを発揮できる人材を育てます」
○立教新座中高「自分を知り自分を大切にすること、自分を大切にするように他を尊重することのできる生徒を育みます」
○立教小「尊重し合い、学び合い高め合う児童・教師・保護者が集う学び舎を目指します」
この未来構想におけるもう一つの柱は、学院の一貫連携教育ビジョンだ。「混迷する現代社会を生き抜き、未来を拓く『人間基礎力』を育成します」としている。昨年、学院内に「一貫連携教育推進室」を設置し、今後具体的な取り組みを展開していくという。

今回の式典では、2026年4月開設予定の「環境学部」に関する構想も発表された。
環境学部は、次代を担う新しい「環境リーダー」の育成を目指し、池袋キャンパスに開設される。文理を問わずに幅広く学生募集し、これまで実績を重ねてきたリベラルアーツ教育、グローバル教育、リーダーシップ教育を発展させた教育プログラムを編成していくという。

この日は記念式典のほか、立教大の卒業生で、元プロ野球選手の長嶋茂雄氏を顕彰するモニュメントのお披露目も行われた。池袋キャンパスの並木道に設置されたモニュメントには、長嶋氏から立教大生へのメッセージが刻まれている。

 

立教学院が創立150周年記念式典を池袋キャンパスで開催

写真=長嶋茂雄氏顕彰モニュメント