横浜商科大学が観光マネジメント学科志望者を対象としたフィールドワーク体験を実施 — 高校生・受験生がインスタントカメラを使って「地域を読み撮る」

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横浜商科大学が観光マネジメント学科志望者を対象としたフィールドワーク体験を実施 — 高校生・受験生がインスタントカメラを使って「地域を読み撮る」

横浜商科大学(横浜市鶴見区)は7月23日と30日、商学部観光マネジメント学科を志望する高校生や受験生を対象としたフィールドワーク体験を実施した。これは、オープンキャンパスの企画として行われた体験・探求型プログラム。両日合わせて22名の高校生・受験生が参加し、同学科の学科長・竹田育広教授ならびに秋山友志准教授、各ゼミの学生らのサポートのもと横浜市内を散策した。フィールドワークではインスタントカメラ(富士フィルム株式会社:チェキ)を使い、何気ない風景や日常から発見した地域の魅力を撮影。観光ビジネスならではの「視点のつくりかた」を体験し、都市や地域に新たな観光価値を提案する方法を学習した。

フィールドワーク体験は、7月23日にみなとみらい・桜木町・横浜中華街地域、7月30日には新横浜・小机・妙蓮寺地域で行われた。

参加者はまず、事前学習として観光マネジメント学科で重視する「地域を読み撮る」とは何かを学び、フィールドワークの目的について理解を深めた。その後、竹田ゼミ・秋山ゼミの学生たちがゼミナール学習の中で考案したコースに分かれ、フィールドワークをスタート。コース中で各々が魅力を感じたポイントにおいて”情報収集”としてインスタントカメラを使って写真を撮影したほか、ゼミの学生らが考案したクイズなど、楽しいコンテンツも盛り込まれていた。

それぞれが自分自身の視点から、「綺麗だな」「素敵だな」「なんとなくいいな」といった、心が強く惹かれる瞬間にシャッターを押して写真にすることが「地域を読み撮る」第一歩である。写真には撮影者それぞれの感性や直観が反映されたり、歴史や背景が描写されたりするなど、たくさんの情報がつまっている。その情報が観光価値を提案するための「新しい視点」となり、「地域の魅力」に紐づいていく。

参加者は厳しい暑さのなか、教員や学生と共に授業さながらのフィールドワークに取り組んだ。

フィールドワーク後は、参加者それぞれが撮影した写真にタイトルをつけて”体験の共有” を実施。なぜ魅力的と感じたのか理由をまとめて発表した。ゼミ生らはフィールドワークから発表まで高校生・受験生らをサポート。最後に竹田教授と秋山准教授からフィールドワークのフィードバックがなされた。

■参加者の満足度と志望度の変化
フィールドワーク体験は2022年度夏からこれまで全4回にわたって開催されており、昨年度は参加者の大半が観光マネジメント学科を志願している。参加者のアンケート結果や昨年度の実績を踏まえると、「プログラム参加を経て、志望理由を明確にする」ことができている様子が伺える。

今後も同大では、高校生や受験生にとって「体験してみたい」「知りたい」といったニーズに合わせ、その学びを伝えられるような魅力的なプログラムを実施することを目指していく。