【長野県立大学】8月5日・6日に「第1回みんなの保育大会議~今のほいくとすこし先のほいく~」を開催 — 信州の保育・幼児教育のさらなる充実を目指す交流の場づくり

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【長野県立大学】8月5日・6日に「第1回みんなの保育大会議~今のほいくとすこし先のほいく~」を開催 — 信州の保育・幼児教育のさらなる充実を目指す交流の場づくり

長野県立大学(学長:金田一真澄、所在地:長野県長野市)は8月5日(土)・6日(日)の2日間、三輪キャンパスで「第1回みんなの保育大会議~今のほいくとすこし先のほいく~」を開催する。当日は、学生によるボランティア活動の報告会や子どもの主体的な表現活動に関する特別講演、シンポジウムなどを実施。保育現場での指導や実習について考えを深める機会とする。要事前申し込み、参加費無料。

「みんなの保育大会議」は、2025年に長野県立大学で開催される「日本保育学会第78回大会」のプレ企画として、また、信州の保育および幼児教育のさらなる充実を目指す交流の場づくりとして実施するもの。次回は11月19日(日)にいい育児の日応援企画(仮)を開催予定で、その後も令和5~6年にかけて、シンポジウムや特別講座、ワークショップなどを複数回実施し、参加者による対話の機会を作っていく。

「第1回みんなの保育大会議」の概要は以下の通り。

◆「第1回みんなの保育大会議~今のほいくとすこし先のほいく~」 開催概要
【日 時】2023年8月5日(土)14:00~16:00、8月6日(日)10:00~11:30
【会 場】長野県立大学三輪キャンパス(〒380-8525 長野県長野市三輪8-49-7)
 ※オンライン併用で開催
【申 込】申し込みこちら: https://forms.gle/oRAdWAqKnyzmw8577
 ※申込締め切り7月31日(月)
【主 催】長野県立大学健康発達学部こども学科
【共 催】長野県教育委員会
【後 援】長野市
【参加費】無料

【プログラム】
<8月5日(土)>
■学生ボランティア活動報告 長野県立大学地域貢献サークル「ぐるんぱ」(14:00~14:30)
長野県立大学こども学科の学生が、学内で地域の親子が自由に遊びに来ることのできる環境を整備し、子育て支援の取組「親子のひろば」の企画・運営を主体的に行っている。その活動の内容や広がりの一部を報告する。

■特別講演「子どもの主体的な表現活動をどう導くか」花輪充(東京家政大学教授)(14:30~16:00)
子どもの主体的な学びが重視されるようになる中、園でのさまざまな行事が見直されるようになってきている。しかし、特に生活発表会等で行われる劇などの指導においては「練習の成果を見せる」表現指導から脱却し、子どもの主体的な活動とすることに難しさを感じている保育者も多いと思われる。保育者は、遊びのなかで行われる子どもの主体的な表現を支えるために、子どもの表現衝動を生む環境構成に工夫を凝らすことや、子どもの表現に対して受容的・共感的姿勢を保つ必要がある。
こうした課題をふまえ、これからそのような表現の場を園でどのように生み出せばよいか、どう学生を導けばよいか。子どもの遊びや演劇表現の視点から、現場経験も豊富な東京家政大学の花輪充氏が講演する。

<8月6日(日)>
■シンポジウム「主体的・対話的な学びを深める実習指導」(10:00~11:30)
・太田光洋(長野県立大学教授・学科長)
・渡邉望(長野県立大学准教授・実習担当)
・小林音羽(学校法人大森学園登戸幼稚園 保育教諭)
保育者をめざす学生が保育現場において保育者の仕事やその役割の実際について学び、必要なスキルやさらなる学習課題を明確にするために、保育現場での実習は重要な学びの機会である。しかし、実習指導の内容や方法について学ぶ機会はほとんどなく、それぞれの園や担当者の経験則に基づいて行われていることが少なくない。本シンポジウムでは、いま志向される保育や学生の学びという観点から、実習日誌や指導計画を含め、これからの実習指導のあり方について具体的な提案を試みる。