甲南女子大学メディア表現学科が神戸・元町のギャラリーで「卒業制作選抜展」を開催
甲南女子大学(神戸市東灘区)文学部 メディア表現学科は、2023年3月2日(木)~3月7日(火)まで、アート○美空間Saga(神戸市中央区)において「卒業制作選抜展」を開催する。展示されるのは、写真・視覚文化研究ゼミ、デザイン・アート研究ゼミ、映像表現研究ゼミ、編集・インターネット研究ゼミ、ニューメディア研究ゼミ、マンガ・アニメ研究ゼミ、文学・言語表現研究ゼミ、ワークショップ研究ゼミの卒業研究から選抜された作品。 4年間の多くの時間をコロナ禍で過ごした学生たちが、学びの集大成として、それぞれのメディアの特性と自己表現との関係性を考察したさまざまな作品や論文を展示する。一般無料公開。
甲南女子大学文学部メディア表現学科では、多様化する情報社会において、文字、画像、音、動画、身体、インターネットなどを用いたメディア表現への関心をもとに、メディア表現と人との関係や、メディア表現が社会に及ぼす影響等を学んでいる。同学科では、展覧会やコンクールなど、学生が制作した作品を発表する機会を豊富に設けるなど、自身の創作経験を通じて、人と人、人と社会をつなげるメディア表現の力を体感できる学びを提供。また、他者からの意見や社会的な評価を受け取ることで、自らの表現を客観的にとらえ、技術の向上をめざせるように、メディア表現を介したコミュニケーションの中で、伝え方をより洗練させていく過程も重視している。
その中でも卒業制作選抜展は、4年間の学びの集大成として、培った知見を発表する機会だ。第10回目となる今年度は、8つのゼミの卒業制作の中で選抜されたさまざまな作品・論文を展示。それぞれのメディアの特性と自己表現との関係性を考察し、論述あるいは作品化した作品を閲覧できる。同展はまた、甲南女子大学が全学版DP(ディプロマ・ポリシー)に掲げ、卒業時の学生の姿として位置付けている「未来への実践力」(自律的に判断し、責任ある発言と行動をする力)を体現する同学科の取り組みの代表例とも言える。
昨年度までは、5つのゼミ(写真・視覚文化研究ゼミ、デザイン・アート研究ゼミ、映像表現研究ゼミ、編集・インターネット研究ゼミ、ニューメディア研究ゼミ)が同展での作品展示を行っていたが、今年度は新たに3つのゼミ(マンガ・アニメ研究ゼミ、文学・言語表現研究ゼミ、ワークショップ研究ゼミ)が加わった。これにより、論文展示という新たな形態も含まれ、作品・論文あわせて37点の展示を予定している。
会場となるのは、神戸市の中心地・元町エリアにあるギャラリー「アート○美空間Saga」だ。洗練された空間で作品をどのように展示するのかも含めて、学生と教員とが共にプロデュースを行う。また、フライヤーの制作等も学生が手掛けている。同展の概要は以下の通り。
◆甲南女子大 文学部 メディア表現学科「卒業制作選抜展」概要
【日時】
2023年3月2日(木)~3月7日(火)
11:00~17:00(最終日は15:00まで)
【会場】
アート○美空間Saga
(兵庫県神戸市中央区下山手通2-13-18 観音寺ビル1階)
【観覧】
無料
【対象】
在学生・保証人・教職員・一般
【本展に関わる8つのゼミ】
1.写真・視覚文化研究ゼミ
2.デザイン・アート研究ゼミ
3.映像表現研究ゼミ
4.編集・インターネット研究ゼミ
5.ニューメディア研究ゼミ
6.マンガ・アニメ研究ゼミ
7.文学・言語表現研究ゼミ
8.ワークショップ研究ゼミ
※同学科のゼミは9つあるが、「演劇・身体表現研究ゼミ」は既に2022年11月に卒業公演を実施しているため、今回の展示では発表を行わない。