武蔵野学芸専門学校が3月6日まで2022卒業制作展を佐藤美術館で開催中 — 専門生・高等生の夢の第一歩を展示
武蔵野学芸専門学校(東京都武蔵野市)は3月6日(日)まで、佐藤美術館(東京都新宿区)で「2022卒業制作展」を開催している。同校に在籍する専門生26名、高等生12名(有志)の卒業・修了制作を展示。これから美術、デザインに携わることを夢見る学生、生徒たちの第一歩を感じることができる。入場無料。
武蔵野学芸専門学校の専門課程、高等課程ではクラスの半分近くが多摩美術大学、武蔵野美術大学に進学している。これらの美術大学への進学結果は、単に進学教育が充実しているだけではなく、同校がカリキュラムに取り入れている「芸術思考・デザイン思考」をもとにした美術教育があるからこそ生み出された結果だと言えると考えられる。
同校では日頃から、作品制作に必要な「観察するチカラ」と「自ら考えるチカラ」を大切にする教育を行っている。こうした教育プログラムは、美術大学への進学を目的とするだけではなく、将来デザイナーやアーティストとして活躍するために必要な基礎能力として身に付けられるように学生、生徒を育成している。
現在、同校専門課程2年間、高等課程3年間の集大成というべき卒業制作展を開催している。専門課程と高等課程の卒業生が合同で、油絵や日本画、デザイン、工芸など幅広い分野の作品を展示。油絵、日本画を制作している学生や生徒はF100号(1620×1303mm)のキャンバスやパネルを自ら手作りし、布や麻紙を張り込んで絵具で描くなど、アーティストたちと同じ工程を踏んで制作している。
高校生たちがひたむきに表現に立ち向かって描く作品は、どんなアーティストよりも力強いメッセージを感じとることができる。同校は、この洗練されていない荒削りながらも訴えかけてくる作品の強さを卒業後もずっと学生・生徒らに持ち続けていてほしいと考えている。
■校長挨拶
武蔵野学芸専門学校は、将来、世界を舞台に活躍するアーティストやデザイナー、あるいはクリエイターなど芸術分野の第一線で活躍する人材の輩出に取り組んでいます。
専門課程、高等課程それぞれの在校生は、芸術、美術、デザインの学びを通じて様々な教養を身につけ新しい芸術表現につながる完成・発想力・造形力を養っています。
未来の芸術家・デザイナーたちが目標を実現するための最初の一歩となるのが、このような発表の場です。この度、これまでの専門生2年間、高等課程3年間の成果発表として「武蔵野学芸専門学校 卒業制作展2022」を開催させていただきます。展示作品は、油絵、日本画、デザイン、立体などの様々なジャンルの力作を展示しております。お近くにお立ち寄りの際は是非とも、ご高覧くださいますようお願いいたします。
また、卒業制作展のために尽力くださいました佐藤美術館 立島惠先生をはじめとした学芸員と職員の皆様方、本校教職員、また関係する多くの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
武蔵野学芸専門学校 校長 三上慎之介
◆武蔵野学芸専門学校2022卒業制作展
【会 期】 2月22日(火)~3月6日(日)
【会 場】 佐藤美術館(東京都新宿区大京町31-10)
【開館時間】 10:00~17:00
【休館日】 月曜日
【入場料】 無料
・佐藤美術館
http://sato-museum.la.coocan.jp