東京理科・明治・立命館3大学合同説明会のアーカイブ動画を配信中
大学通信では7月16日(木)に、東京理科大学・明治大学・立命館大学を招いてオンラインの合同説明会を実施。3大学の入試担当者が大学概要や入試について説明した。
この時期、本来であればオープンキャンパスや説明会などが全国各地の大学で実施されているはずだった。しかしコロナ禍でそうしたイベントは軒並み中止となっている。そんな中実施された今回のオンライン説明会は、多くの受験生や高校教員に視聴された。当日に見逃した人のために、アーカイブが配信中だ。https://www.youtube.com/watch?v=ha4N9KBVAfc
以下、合同説明会で話されたことの一部を紹介しよう。
3大学のトピックスは?
最初のパートでは各大学から、大学の特徴や最新のトピックスについての話があった。
東京理科大のトピックスは学部学科の再編だ。2025年にかけて段階的に進行中で、来年は経営学部に「国際デザイン経営学科」の新設と、基礎工学部の「先進工学部」への名称変更が予定されている。国際デザイン経営学科は「やっかいな問題をデザインで解決する」をテーマに、これからの経営学に必要な社会や生活者の目線で事業を構想する力を育成する。1年次は北海道の長万部キャンパス、2年次以降は東京の神楽坂キャンパスで学ぶ。但し来年は、コロナの影響で長万部キャンパスの使用は取りやめ、神楽坂キャンパスで学ぶことになった。また2年の秋にはアイルランドでの研修プログラムがある。
明治大からは、就職支援についての説明に力点が置かれた。同大は全国の高校の進路指導教諭対象のアンケートで「就職に力を入れている大学」として10年連続の第1位(大学通信調べ)になるなど、就職支援に高い評価を受けている。4つのキャンパスすべてに「就職キャリア支援センター」が設置され、相談件数は年間2万件に及ぶ。また、学内の企業セミナーなどの独自イベントは年間500回を超えるという。
立命館大の話で印象的だったのは、学生が互いに学び合う「ピアサポート」という仕組み。長年にわたって重視されてきたプログラムだ。全国から学生が集まるため、知り合いがいない状態で入学する学生も多い。そこで「オリター」と呼ばれる先輩学生が、履修や学生生活全般にわたって新入生をサポートする。サポート受けた学生が先輩になり、後輩へのサポーターとなって受け継がれているという。
3大学の入試は「大きな変化なし」
今回登場した3大学はいずれも来年の入試に大きな変更がないことが共通点。また、学内併願がしやすいことも特徴だ。
東京理科大の説明の中では、物理系・電気系・機械系を志望する受験生の一般選抜の併願パターンが例示された。また同大では来年の入試から「UCARO(ウカロ)」という受験ポータルサイトを導入する。まずはUCAROに登録してからWEB出願してほしいとしている。
明治大は、基礎的な知識を問う入試問題が多く、日頃の努力が報われる試験だと説明した。また、合格最低得点率の目安や、対策のポイント4点なども示されたので、詳しくは動画のアーカイブを見てほしい。入試担当者は「過去問の傾向がそのまま対策として使えるので、安心して志願してほしい」と話した。
立命館大は文系で最大7回、理系で最大4回の受験機会がある。多彩な入試方式が用意されているが、学部・方式・日程を問わず同じ傾向の入試問題が出るので、学部ごとの対策は不要だという。一般選抜では、最後まで目標に向かって頑張る人を求めているといい、3月まで独自入試を行っている。2020年は後期入試で2千人以上が合格した。
アーカイブ動画で3大学を知ろう!
これ以外にも、全国入試の実施などコロナ禍における入試の検討状況や、大学からのメッセージ、視聴者からの質問コーナーなど、3大学の魅力に迫るコンテンツが展開された。アーカイブ動画が見られるので、興味のある人は視聴をお勧めしたい。