獨協大学で草加市内の中学3年生を対象とした「英語検定試験直前学習会」を開催

教育 大学プレスセンター
獨協大学で草加市内の中学3年生を対象とした「英語検定試験直前学習会」を開催

~ 教員免許取得を目指す学生らが講師を担当 ~

9月28日、獨協大学(埼玉県草加市/学長:犬井正)で「英語検定試験直前学習会」(主催:草加市教育委員会)が開催され、同大の学生らが講師を務めた。これは、市内の中学3年生を対象としたもので、今年で3回目の開催。草加市教育委員会との教育支援連携協定に基づいて行われており、英語の教員免許状取得を目指す学生らが、受験する級別に試験問題の補習などを行った。

文部科学省では、中学校卒業段階で英検3級程度以上の英語力を身に付けている生徒の割合を50%にすることを目標としている。

それを受けて、草加市では2017年度から英語検定推進事業を推進しており、「中学校卒業までの英検3級取得者50%」を目標に掲げて市内の中学3年生に支援を行っている。草加市教育委員会によると、現在、中学卒業までに英語検定試験3級程度以上を取得している生徒は約46%で、3年前の約27%から約19ポイント上昇しているという。

事業の一環として、市内の中学3年生を対象とした「英語検定試験直前学習会」を開催しており、同市教育委員会との教育支援連携協定に基づいて獨協大学の学生らが講師として協力している。

今年度は9月28日に開催され、市内11校のうち修学旅行と日程が重なり不参加となった学校を除く8校から216名が参加。受験する級に分かれて学習した。

英語の教員免許状取得を目指す学生ら26名が講師を務め、それぞれのレベルに合わせた学習指導を実施。学生にとっては貴重な実践の機会であり、「生徒のリアクションを掴むのが始めは難しかった」「予め要点を絞っていたが、思った以上に時間配分が難しかった」「スライドを投影したところ反応が良かった」などの感想があがった。