1期生がロンドン大学の学位を取得 ~ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)
(左:PDP1期生・静岡県立富士東高等学校出身/右:PDP1期生・都立富士高等学校出身=写真)
グローバル教育を推進する武蔵大学(東京都練馬区/学長:山嵜哲哉)では、2015年度よりロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)を実施している。
PDPは、武蔵大学に通いながらロンドン大学のBSc(専門教育プログラム)を並行履修し、両大学の学位を取得できる国際的プログラム。1期生からはロンドン大学学位取得者が2名誕生した。PDP教育センター長と学位を取得した学生に、今後の展望とPDPを履修した感想をうかがった。
学位取得者創出でプログラムの成功を確信
このたび、武蔵大学PDP1期生の2名がロンドン大学のBSc in Economics and Managementの学位取得に至ったことに感激しています。PDPはロンドン大学およびLSEが授業内容を管理し、また試験・評価を行う厳しいものですが、2人は4年間にわたって努力し続けたパイオニアです。
PDP教育センターは2人に続く学生のためにより良い授業とプログラムを提供することにコミットしており、学位取得者数も来年、再来年と増えていくと見込んでいます。今後も、グローバルスタンダードの経済・経営学を真剣に学びたい学生を全力でサポートします。(PDP教育センター長 鈴木唯 )
教授や仲間との距離が近く、充実した環境で学ぶことができた
少人数で授業を受けることができ、教授との距離が近いことから積極的に質問する機会にも恵まれました。学習環境は非常に充実していたと感じています。限られた時間の中で2つの大学の授業をこなさなければいけないため、計画的な時間の使い方が身につきました。
長時間の勉強で精神的に疲れてしまうこともありましたが、仲間と協力して日々の学習をすることで、モチベーションを維持しました。授業では議論をすることも多く、就職活動の面接やグループディスカッションの際に、自分の意見を論理的に伝えるのに役立ちました。PDPを通じて得られた新しいことにも積極的に挑戦するマインドは、就職後も役立つと考えています。
卒業後はPDPでの経験を活かして、自ら社会に影響を与えられる仕事に携わっていきたいです。(PDP1期生・静岡県立富士東高等学校出身 就職先:トレンドマイクロ株式会社)
2つの学位は自分の誇りに。First Class Honoursの評価獲得。
PDPに参加し、より多くのことを学ぶことができました。特にSIM(※1)への留学では日本とは全く異なる環境での経験を通じて、大きく成長することができました。日々の学習では、効率を重視。自分に合った勉強法を模索しました。質問をしたり、友達に教えたりすることを通して、自身の知識を整理するようにしました。
1期生のため、前例のない中での授業や試験対策は大変でしたが、ともに勉強する友達の存在は心の支えとなってくれました。苦労もありましたが、それを努力で乗り越えることができて、良かったです。武蔵大学とロンドン大学、2つの学位を取得できたことに加え、First Class Honours(※2)の評価を頂けたことも、誇りに思っています。
今後は、PDPで学んだ知識を応用して、多くの企業商品のマーケティングで活躍したいと思います。(PDP1期生・都立富士高等学校出身 就職先:グローバルマーケティングリサーチ企業)
- ※1:Singapore Institute of Managementの略
※2:First Class Honours:合格者は試験のスコアによってFirst(スコア70-100)、Upper Second(60-69)、Lower Second(50-59)、third(40-49)に分類される。スコア40未満はfail(不合格)となる。First Class Honoursは最も優秀な成績。
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