“2020年への記録”
東洋学園大学「新国立競技場建設 定点観測プロジェクト」
2016年5月からの観測写真が80枚を突破 ~”1964年の記憶” 「1964年オリンピック東京大会資料」も~
東洋学園大学(学校法人東洋学園、本部:文京区本郷、理事長:愛知太郎)は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の大学連携協定を締結しており、同大会に向けたオリンピック・パラリンピック教育やグローバル人材育成、広報等に取り組んでいる。また、東洋学園史料室では1964年オリンピック東京大会の貴重な資料を所蔵している。
1. 「新国立競技場建設 定点観測プロジェクト」
東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部の「現代都市文化ゼミ」(泰松範行教授)では、東京2020大会に向けた新国立競技場建設の定点観測プロジェクトを実施している。
同プロジェクトは、2016年4月に当時の「情報化社会ゼミ」(荻野博司講師)がスタートし、現在は泰松ゼミが担当を引き継いでいる。株式会社河出書房新社の屋上をお借りして、新国立競技場が東京2020大会のメイン会場として完成するまで、学生たちが世代交代をしながら観測を続けている。
2016年5月の第1回撮影以降、2週間に1回のペースで観測を続け、東京2020大会に向けて競技場や街の様子がどのように変わっていくかを取材しており、その観測写真は2019年7月現在までに80枚にも達している。
2. 「元学長・文相 愛知揆一の1964年オリンピック東京大会資料」
東洋学園史料室では、1964 年第 18 回オリンピック東京大会当時の文部大臣で、文相就任まで同大学長を務めた愛知揆一が所有していた同大会資料約50点を保存している。
愛知揆一はオリンピック実施に密接に関わる文部省の長として、財団法人オリンピック東京大会組織委員会の理事を務めた。
愛知元学長の所蔵資料を引き継いだ同大史料室では、聖火用トーチ、五輪旗、組織委員会記念のプレートがつくソニーの超小型テレビ、組織委員 ID カード、同識章バッヂ、同記念アルバム、組織委員会用の開閉会式実施要領、国際オリンピック委員会総会開会式プログラムなど、一般にはあまり目にすることのできない資料を保存している。これらの資料は通常は非公開だが、事前にご連絡いただければ撮影等が可能。
- 愛知揆一(あいち きいち/1907~1973) プロフィール
- 大蔵大臣、外務大臣、内閣官房長官などの主要閣僚を歴任。東洋女子短期大学第2代学長を経て1964年7月、第三次池田勇人内閣の文部大臣・科学技術庁長官(現代の文部科学大臣)に就任、オリンピック東京大会組織委員会(OOC)理事を務めた。東洋学園大学を設置する学校法人東洋学園理事長愛知太郎の祖父にあたる。
東洋学園史料室WEBサイト
http://www.tyg-archives.jp/
東洋学園大学_「新国立競技場建設 定点観測プロジェクト」と「1964年オリンピック東京大会資料」プレスリリース