追手門学院大学が7月27日にシンポジウム「教育改革につなげる入試改革と高大接続」を開催
─入試改革の先進事例、アサーティブプログラムとアサーティブ入試をテーマに
追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:川原俊明)は7月27日(土)に茨木総持寺キャンパスで、シンポジウム「教育改革につなげる入試改革と高大接続」を開催する。これは、同大が取り組む大学入試改革の先進的事例として全国的に注目を集めている「アサーティブプログラム」「アサーティブ入試」をテーマにしたもの。当日は、学校法人桐蔭学園理事長の溝上慎一氏による基調講演やパネルディスカッションなどを行う。入場無料、要参加申し込み。
追手門学院大学の「アサーティブ(※)」は、「学力試験による選抜型から育成型への転換」をコンセプトに、2014年度より進めている取り組み。このうちアサーティブプログラムは、全職員の半数が関わる個別面談をメインとし、アサーティブ入試はグループディスカッションと学力検査の1次試験と面接による2次試験で構成している。
この取り組みは、文部科学省の「平成26年度大学教育再生加速プログラム」の入試改革の分野において私立大学では唯一採択を受け、制度に基づく中間評価でも最高のS評価を唯一受けた。
今年度は「平成26年度大学教育再生加速プログラム」最終年度にあたることから、その成果と今後の取り組みについて考えるシンポジウムを企画した。
シンポジウムは3部構成となっており、はじめに教育学者で学校法人桐蔭学園理事長の溝上慎一氏が「アサーティブプログラムから示唆される高大連携と教学マネジメント―大学生になってからでは遅い」と題して基調講演。続いて第2部では、追手門学院大学の福島一政副学長がこの5年間の「アサーティブの取組」を振り返り、成果と課題を報告する。
最後の第3部では、「教育改革につなげる入試改革と高大接続」をテーマに、学外の有識者と同大の教職員がパネルディスカッションを行う。同大は「アサーティブの取組」を進めたことで、職員と教員が立場を超えて協働する機運が醸成され、今後の教育改革を担う職員の能力開発にもつながっている。
このたびのシンポジウムは、「アサーティブ」を軸に教育改革や入試改革、高大接続を多面的に考える機会となっている。
※アサーティブとは「相手の意見に耳を傾けながら、自分の意見や考えを主張できる態度」のこと。追手門学院大学では、「そのために自分を知り表現することが大切になる」という意味で用いている。
- 【ポイント】
- ○「アサーティブ」を軸に教育改革、入試改革、高大接続を考えるシンポジウム
○「アサーティブ」は文科省の大学教育再生加速プログラムに採択、中間評価でもS評価
○「アサーティブ」導入から5年。教育改革に求められる教職協働の事例としても注目
シンポジウム概要
【日 時】2019年7月27日(土)14:00~17:30
【会 場】追手門学院大学茨木総持寺キャンパス(大阪府茨木市太田東芝町1-1)
【プログラム予定】
・第1部 基調講演
溝上慎一氏(学校法人桐蔭学園理事長)
・第2部 アサーティブプログラム・アサーティブ入試の成果と課題
福島一政氏(追手門学院大学副学長)
・第3部 パネルディスカッション
パネリスト:大塚雄作氏(独立行政法人大学入試センター客員教授)、倉部史記氏(NPO法人NEWVERY外部理事)、山本繁氏(大正大学地域構想研究所兼エンロール・マネジメント研究員)、真銅正宏氏(追手門学院大学副学長)、志村知美氏(追手門学院大学アサーティブ課長)
コーディネーター:池田輝政氏(前追手門学院大学教授)
【申し込み】添付チラシPDFの申し込みに必要事項を記入し、申し込む。7月19日(金)締め切り。
チラシ