神田外語大学の災害復興支援ボランティア団体「MAKE SMILE」が、平成30年度「学生ボランティア団体助成事業」に採択
神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)の災害復興支援ボランティア団体MAKE SMILE(千葉市美浜区/代表:東原風花)が平成30年度「学生ボランティア助成事業」(※1)に採択された。
これは、一般財団法人学生サポートセンターが、学生のボランティア活動を社会参加の第一歩と位置付け、「自由な発想と行動力」によって社会貢献を計画・実行している学生の団体を対象とするもの。
団体組織の活性化やネットワーク作りなどを経済的に支援し、学生らの社会貢献活動を応援している。採択された団体には10万円が助成金として交付される。同ボランティア団体は、この受賞を機にさらなる災害復興支援ボランティア活動を推進していく。
神田外語大学の災害復興支援ボランティア団体「MAKE SMILE」(以下:同ボランティア団体)は、2015年9月より、東日本大震災で被災した、宮城県亘理郡亘理町にてボランティア活動を開始。現地の小学生を対象に、海の生き物の英単語をゲーム形式で覚えてもらう、英語カルタなどのアクティビティーを通して英語に自然に触れてもらうなどの英語教育支援活動を行っている。また、昨年は、九州への震災・豪雨被害義援金募金活動も行った。
MAKE SMILEは、2017年9月にも東京キワニスクラブ(※2)が主催する「キワニス青少年教育賞」(※3)の表彰式に招かれ、「優秀賞」を獲得している。
同ボランティア団体は、今年で活動5年目を迎え、今後日本で未曾有の大災害が発生しないことを祈りつつ、災害復興に関するボランティア活動を継続していく予定。
※1 平成30年度「学生ボランティア助成事業」
http://www.gakusei-sc.or.jp/news/000164.html
※2 東京キワニスクラブ
http://japankiwanis.or.jp/tokyo/
※3 キワニス青少年教育賞…社会奉仕活動、青少年の健全な育成もしくは国際的な活動に努める学生主体のボランティア団体に、一層の活動の発展を支援するために1985年に設立された賞。
災害復興支援ボランティア団体「MAKE SMILE」代表インタビュー
●神田外語大学 外国語学部 アジア言語学科 2年 酒田 海さん(前代表)
震災に関心があったことが、この団体に入ることの決め手でした。私は宮城県多賀城市の出身で、東日本大震災の日は自分の故郷が被災していくのを目の当たりにしました。子どもの頃から遊んでいた場所など、普通に生活していた環境が津波で押し流されてしまいました。
自分なりに何か被災地の力になれればと思い、現在は宮城県亘理町の児童館などで、英語教育に関するボランティアを行っています。
私たちの活動は建物の再建築やがれき除去などのハード面ではなく、子どもたちの心のケアなどのソフト面での支援です。来月の震災から8年の節目の日には、亘理町に行き、私たちと児童たちが交流してきた記録のアルバムを児童館に寄贈する予定です。
●神田外語大学 外国語学部 英米語学科1年 東原 風花さん(現代表)
全国の大学でボランティア団体は数えきれないほどありますが、今回認めていただいた助成金は非常に嬉しいです。
私は東日本大震災が発生した時、小学生でした。幼かったので、震災に関心があっても何も出来ないというもどかしさがありました。
今は大学生になり、自由に時間が作れる様になったので、これからも被災地に貢献できる様にチームで頑張って行きたいと思っています。
【参考】
・MAKE SMILE
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/main/labo/vc/vt_gro/
・宮城県亘理郡亘理町での東日本大震災復興教育ボランティア(2015.9.15)
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000003591.html
・震災復興支援団体「MAKE SMILE」が キワニス青少年教育賞にて優秀賞を獲得しました
https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/kuis_news/detail/0510_0000006361.html