明海大学が全新入生対象の「グアム研修」を産学連携で始動

教育 取材 石塚祐次
明海大学が全新入生対象の「グアム研修」を産学連携で始動

明海大学は2月25日、JTB・日本航空(JAL)・P.H.R.KEN Micronesia, Inc.(KEN)との産学連携により、2026年度から全新入生を対象とした初年次海外研修プログラム「グアム研修」を実施すると発表した。

本研修は、明海大学の建学の精神である「国際未来社会で活躍しうる有為な人材の育成」に基づくものだ。研修費用は大学が全額負担し、夏季5日間、学部の枠を超えた全新入生が共に海外で学べる環境を整える。

研修の舞台となるグアムは、地理・歴史・政治・経済が交差し、観光産業と社会・文化・環境が密接に結びついた地域だ。グアム大学での講義やキャンパスツアー、現地学生との交流を通じ、歴史・社会構造・観光産業・環境課題を多角的に学べる「生きた教材」として最適な場所といえる。

連携3社は実務的なサポートにとどまらず、各社の専門知識を活かした講義や座談会も実施する。学生は産業の現場視点に触れながら、国際的な視野と持続可能な社会への理解を深めることができる。

また本研修は、明海大学独自の問題解決手法「明海スパイラルメソッド」を用いた探究学習とも連動している。事前学習・現地体験・振り返りというサイクルを繰り返すことで、海外研修を単なる一度きりの体験で終わらせず、4年間の学びを深める出発点として位置づけている。

なお本研修は、観光庁・外務省・日本旅行業協会が共同で発出した「もっと!海外へ宣言」にも呼応したものだ。1年次からパスポートを取得することで、学生の海外への関心を早期に高める機会にもなる。

大学は「海外体験を一過性で終わらせない教育計画により、学生の成長と本学の国際化をさらに加速させたい」としており、産学連携によるこの取り組みが学生の可能性をどのように広げていくか、今後が注目される。