大妻女子大学と東日本旅客鉄道株式会社との協定締結 — データサイエンス学部開設に向けて
大妻女子大学(千代田区三番町、学長:伊藤正直)と東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深沢 祐二、以下JR 東日本)は、2024年2月15日、データサイエンス分野の向上を目的として、相互の連携・協力に関する協定を締結した。この協定は、双方が保有する人材育成プログラムを相互に活用し、データサイエンス分野の教育・研究及び人材育成の向上を目指して共創していくものだ。
近年、DX(デジタル化時代に対応するための改革)の推進やAI(人工知能)の活用が本格化し、デジタル人材への需要が高まっている。そのため、大妻女子大学では2023年から「データサイエンス・AI概論」を全学共通科目に開講し、2025年4月には千代田キャンパスにデータサイエンス学部を開設する予定だ。一方、JR東日本では、WaaS共創コンソーシアムの推進やDigital & Dataイノベーションセンターの発足などを通じて、DX人材の育成を推進している。
この協定により、お互いが保有する資源を最大限に活用し、データサイエンス分野における教育・研究内容の向上、さらにはDX人材育成に向けて共同での創造的な取り組みを進めていくことが期待される。
大妻女子大学の学長、伊藤正直は、「本協定締結により、JR東日本の最新の知見やノウハウのもと、データサイエンスに関する様々な教育・研究上の取り組みを実施していきたいと考えている。具体的には、データサイエンス学部(仮称)におけるPBL授業等において積極的に連携を進めていく」と述べた。
一方、JR東日本の執行役員、イノベーション戦略本部統括の西村佳久は、「JR東日本では、グループ経営ビジョン「変革2027」のスピードアップのため、デジタル技術を活用した業務変革(DX)を推進している。今回、大妻女子大学との連携により、データサイエンスとビジネスの学びを通じて、社会課題を発見・解決する力を身につけた女性の人材育成に貢献していく」と述べた。