千葉商科大学政策情報学部の学生が、清涼飲料水メーカーの株式会社伊藤園と製紙メーカーの北越コーポレーション株式会社が共同開発した「お～いお茶」などの茶殻入り印刷用紙を使用した紙ファイルを制作し、オープンキャンパス2023で配布を開始した。
学生たちは、産学連携ワークショップで、混抄紙を使った紙ファイルの提案を行っている印刷会社の加藤文明社から「茶殻入り印刷用紙」の開発経緯や製造方法を学び、株式会社伊藤園の「茶殻リサイクルシステム」のコンセプトに共感し、気候温暖化対策に貢献する「茶殻入り印刷用紙」で制作した紙ファイルを配布することを決定した。
デザインは、同学部の学生を対象にデザインコンペを実施し、3案が採用となった。学生たちは、茶殻の特徴を生かした製品開発や、環境面・社会面で新しい価値を生み出す「茶殻リサイクルシステム」の普及をさせることで、株式会社伊藤園が推進する「茶殻＝有効資源」を社会の常識にする循環型社会への貢献の一助となることを目指している。