中央大学とお茶の水女子大学が学生交流に関する協定を締結 — 双方の大学改革を契機に学生交流を活性化させ、今後も連携を強化

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中央大学とお茶の水女子大学が学生交流に関する協定を締結 — 双方の大学改革を契機に学生交流を活性化させ、今後も連携を強化

中央大学(所在地:東京都八王子市、学長:河合久)とお茶の水女子大学(所在地:東京都文京区、学長:佐々木泰子)は2022年11月29日、「学生交流に関する協定」を締結した。これは、双方が開設する特定の授業科目について、相手大学の学生が履修し、単位を取得することを認めるもの。同協定に基づき、中央大学理工学部(後楽園キャンパス/東京都文京区)が展開する産業キャリア教育プログラム群(呼称:WISE科目)を、2023年4月からお茶の水女子大学の学生に開放する。また、以降も連携の強化を図り、それぞれの特長を生かし相乗効果を発揮することによって、社会に貢献していく。

両大学は2000年3月に学生交流に関する協定をすでに締結しているが、その対象は大学院生に限定されていた。このたび締結された協定では、学部生および大学院生を交流の対象として包摂している。

中央大学は2023年4月に法学部を茗荷谷キャンパス(東京都文京区)に移転させ、理工学部・国際情報学部との有機的連携の強化を図っている。一方、お茶の水女子大学も2024年4月に「共創工学部 人間環境工学科・文化情報工学科(仮称)」の開設に向けて設置構想中であり、ともに大学改革を推進している。くわえて、中央大学茗荷谷キャンパスとお茶の水女子大学は至近の距離にある。こうした中、学生交流を活性化させ学生同士の相互研鑽を図り、有為な人材を社会に輩出すべく、新たな協定を締結した。

協定の手始めとして、同じく文京区の後楽園キャンパスにある中央大学理工学部において、同学部が展開する産業キャリア教育プログラム群(呼称:WISE科目 ※)を、2023年4月からお茶の水女子大学学生に開放する。このほか、両大学で実績を持つ文理の枠を越えたAIやデータサイエンスを学ぶ関連科目の互換等も今後期待される。

11月29日には協定の締結式を開催し、続いて、中央大学の加藤俊一副学長(理工学部教授)の進行で懇談会が行われた。お茶の水女子大学から佐々木泰子学長、加藤美砂子理事副学長、新井由紀夫理事副学長が参加。中央大学からは河合久学長、猪股孝史法学部長、梅田和昇理工学部長、平野晋国際情報学部長が出席し、両大学の特色ある取り組みについて互いに紹介した。また、今後の連携強化についての意見交換を行った。


両大学は、今回の協定締結を連携強化に向けた最初の重要なステップと位置付けている。それぞれの特長を生かし、相乗効果を発揮することによって、今後も社会に貢献していく。


(※)WISE科目
WISE(Women In Science and Engineering)は、中央大学における理系女性支援を企図した短・中期ビジョン「女性理工系スペシャリスト育成プラン」のキャンペーン・ワード。産業・科学技術の基礎から応用力まで養成する実学教育と、高度な専門家としてのライフステージとキャリアパスが理解できるキャリア教育プログラムを実施している。また、男女共同参画を支え、将来のリーダーとなる優秀な女性技術者の育成にも重点を置く。

以下のことを目的として、日本を代表する企業やグローバルに活躍する企業から講師を招いて講義を行っている。
(1)ダイバーシティ(多様性)推進・SDGs達成に先進的に取り組む企業が、どのような未来社会を築きたいと考え、ダイバーシティを生かすために男女共同参画など「G5: ジェンダー平等を実現」しつつ、どのように取り組みを進め、SDGsにも貢献しているのかを理解すること
(2)そのようなトップ企業が、SDGsやSociety 5.0をどのように理解している人材を必要としているかを考え、自らのキャリア形成に活用できる知見を得ること
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/science/guide/wise/