日本女子大学が約2年ぶりに交換留学生の受け入れを再開–アメリカ、スウェーデン、台湾、ベトナムから留学生が到着し在学生チューターがサポート
写真=自己紹介をする留学生
日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、2022年9月、約2年ぶりに交換留学生の受け入れを再開。アメリカ、スウェーデン、台湾、ベトナムの協定大学からの留学生が到着した。
■受け入れ再開に際して
同大は2019年度末からのコロナ禍の影響により、2020年度前期にフランス人留学生が帰国して以来交換留学生の受け入れを停止していましたが、このたび再開した。9月中旬から順次到着した留学生を迎え、在学生と親睦を深めるためのウェルカムパーティを実施。対面で参加できなかった留学生がオンラインで参加したり、ビデオでメッセージを寄せてくれるなど、全員の顔が見える会となった。留学生は自己紹介を行い、続く歓談では在学生から積極的に英語で会話する姿が見受けられた。
同大では留学生1名にマンツーマンで在学生チューターがつき、行政手続き、交通案内や定期券の購入、科目登録、キャンパス・寮の案内など、慣れない環境でいち早く学業に専念できるよう、さまざまな場面において丁寧にサポートしている。今回、静宜大学(台湾)とフエ大学外国語大学(ベトナム)からも、初の留学生受け入れが実現した。
■留学生のコメント
「母国語はスペイン語ですが、小学校から日本語を習っています。日本の文化が大好きで、さらに日本語を学びたくて来ました。お茶と和菓子が好きなので茶道サークルに入ってみたいと思っています。歓迎会でできた友達と浅草に行く予定です。」(オレゴン大学から文化学科への留学生)
「有名で、さまざまな場所にアクセスの良い日本女子大学を選びました。日本語を学んで、もっと上手に話せるように頑張ります。」(静宜大学から日本文学科への留学生)
「最初は緊張しましたが、皆さんが優しく生活にも慣れてきました。大都会の東京で、興味のある心理学を学べるのが楽しみです。」(静宜大学から心理学科への留学生)
■ 国際交流課 中村容子課長のコメント
コロナ禍でも協定校への留学派遣を2021年度に再開しました。しかし協定校からの交換留学生は2020年度前期にボルドー・モンテーニュ大学(フランス)の学生達が帰国した後、2年ぶりの受け入れとなります。コロナ禍でオンラインという新しい交流の形が生まれ、空間を越えて交流できる素晴らしさを知ることができましたが、時が経つにつれ、直接会うことができるリアルな交流が求められていることを実感しています。
今回は卒業時期をずらしてまで本学へ来てくれた留学生、来日が1年も延期になった留学生もいます。その熱意に応えられるような充実した留学生活になるよう、日本人学生達とも協力しながら留学生達をサポートしていきたいと思います。
また今後は長期のみならず、短期の海外研修も春休みから再開いたします。2023年度にはさらにバラエティに富んだ海外短期研修の企画を予定しており、「世界を、時代を、自分を超える」をコンセプトにした国際文化学部も開設されます。これからも日本女子大学らしい国際交流を活発に進めていきたいと考えております。