2023年度よりフェリス女学院大学国際交流学部で新しいプログラム制がスタート — 「グローバル社会」「国際地域文化」「SDGs・ライフデザイン」を軸に国際社会で活躍できる能力を養成

教育
2023年度よりフェリス女学院大学国際交流学部で新しいプログラム制がスタート — 「グローバル社会」「国際地域文化」「SDGs・ライフデザイン」を軸に国際社会で活躍できる能力を養成

フェリス女学院大学(神奈川県横浜市 学長:荒井 真)は2023年度から、国際交流学部で新しいプログラム制をスタートさせる。多種多様な授業を「グローバル社会」「国際地域文化」「SDGs・ライフデザイン」の3つのプログラムに分類。学生が各自の関心にもとづいて国際交流を系統的に学べるよう、教育の充実を図っていく。

国際交流学部は1997年、国際社会を国家間関係にのみとらわれず、文化・思想・言語の異なる人々との「共生」を考えるというコンセプトのもと開設された。世界中で起こっている諸問題を国境にとらわれずに捉える広い視野と発想力、そして世界で活躍できるコミュニケーション能力と行動力を養成している。

【プログラム制とは】
同学部の専門科目カリキュラムでは、基礎を固めたうえで、段階的に専門分野を探求するプログラム制を導入している。グローバルな視点で考え、国際社会で行動できる能力を着実に身につけるために、1年次では「基幹科目(*1)」や「実践科目(*2)」によって大学で学ぶための基礎を固め、2年次より3つのプログラムからひとつを選択。国際交流を学ぶ基礎を身に付けながら、自分の進みたい分野をじっくり考えてプログラムを選択することができ、各プログラムでは学修目標に沿って知識を深められる。このたび、2023年度からプログラムを刷新。新プログラムとして「グローバル社会」「国際地域文化」「SDGs・ライフデザイン」を設定し、学生たちが広い視野、具体的思考、実践する力を修得できるよう教育の充実を図る。さらに、これらのプログラムと多彩な語学教育およびゼミを組み合わせることで、学生一人ひとりが自分の関心にもとづいてオリジナルの専門を追求することができる。

【新プログラムの特色】
(1)国際交流学部の特徴は、教員の専門が幅広く、多様な授業があること。この多様な授業を以下の3つのプログラムに分類する。
・世界規模で物事を考える「グローバル社会」
・各国・地域の文化・歴史・社会など理解する「国際地域文化」
・時代のイシューをとらえ行動する力を育む「SDGs・ライフデザイン」

(2)学生は自分の目標に合わせてプログラムを選択し授業を履修するが、プログラムは学科と異なり、区分けが非常に緩やかな点を特色としており、選択したプログラムの授業だけでなく、そのプログラムを軸足に他のプログラムの授業も履修することで、広い視野、具体的思考、実践する力を総合的に修得していく。

(3)さらにこの3つのプログラムに加えて、6つの言語(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語)および20以上のゼミの中から各自の関心に合わせて選択し、自分だけの専門をカスタマイズすることができる。

主なゼミ:環境学ゼミ、政治文化論ゼミ、ジェンダー法学ゼミ、国際開発ゼミ、韓国社会文化論ゼミ、横浜学ゼミ、ヨーロッパ現代史ゼミ、中国近現代文学ゼミ、西洋服飾史ゼミ、ラテンアメリカ研究ゼミ、スペイン語圏文化ゼミ、キリスト教ゼミ ほか


●新しいプログラム制や学びの特色については、下記URLを参照。
https://www.ferris.ac.jp/fromferris/kokusai/


*1基幹科目…人権、環境、歴史、政治、経済といった国際社会を理解するうえで不可欠な基礎知識を学び、各自の関心領域を見定め、各プログラムに進む準備をする科目。
*2実践科目…国際政治など現代的課題を英語で学ぶ、事例を通して研究のための調査方法を学ぶ。海外実習により国際交流を体験するなど、知識を社会で活用するために必要なスキルを実践的な学びでみがく。