関西学院大学が「AI活用人材育成プログラム」を個人向けに販売–4月1日より3科目が対象
関西学院大学は、IT・データサイエンス・AIの知識・スキルを基礎から学べる「AI活用人材育成プログラム」を2022年4月より18歳以上の一般個人向けに提供する。このカリキュラムは完全オンライン。関西学院大学の学生だけでなく、一般社会で活躍する個人にも提供することで、デジタル変革の推進を担うAI人材の輩出に貢献していく。
デジタル変革が加速する中、AI人材不足が叫ばれている。日本政府は国の重要施策として「AI戦略2019」を掲げ、「毎年、大学生・高専生50万人、社会人100万人がAIリテラシーを身につける」ことを提示している。関西学院大学は、「AI・データサイエンス関連の知識を持ち、さらにそれを活用して、現実の諸問題を解決できる能力を有する人材」の育成を目的に、「AI活用人材育成プログラム」を開発した。これは、関西学院大学による学術的な知見と、日本IBMによるAIの社会実装についての先進事例を反映した実践的なプログラムだ。
「AI活用人材育成プログラム」は文系・理系を問わず、初学者を念頭においた基礎から積み上げるカリキュラム。AI活用人材として必要なスキル(AI活用スキル・ITスキル・データサイエンススキル・ビジネススキル)を網羅し、演習を行うことで「実践力」が身につく。ナレーションと字幕による説明、講師による解説、デモンストレーション動画、演習・ワーク、ランダムテスト、TAチャットボット等をすべて活用することにより、「完全オンライン」での学習効果を最大化する。
本プログラムを修了すると、デジタル修了証「オープンバッジ」が発行される。これは、一般社団法人オープンバッジ・ネットワークがブロックチェーン技術により管理している、偽造・改ざんができない国際基準の学習・資格証明書だ。
<提供開始科目>
1) AI活用入門
本大学1年生が最初に学ぶ科目。AI活用に関わる技術、事例、ツール等を幅広く学び、基礎的知識・スキルをビジネスシーンで活用できるようになることを目指す科目。
2) AI活用アプリケーションデザイン入門
AIの各機能(言語、画像、音声、等)の概要、使い方、事例を中心に学び、それらを実際の現場で活用できるようになることを目指す科目。
3) AI活用データサイエンス入門
データサイエンスに関わる技術、事例、知識等を中心に学び、特に統計ソフトのRを中心に実際の現場で活用できるようになることを目指す科目
◆詳細については、下記のURLを参照。
https://www.kg-vlearning.jp/