立正大学地理学科と東松山市が地域連携–立正大学生が東松山市の「巡検ガイドブック」を作成

教育
立正大学地理学科と東松山市が地域連携–立正大学生が東松山市の「巡検ガイドブック」を作成

立正大学地理学科片柳ゼミが、地域連携協定を結ぶ東松山市の協力を得て、地域情報の発信と地理学の認知向上を目的に「東松山巡検ガイドブック」を作成した。

片柳ゼミでは、地域連携と地域貢献をテーマに、身近な地域の情報発信を行っている。これまでに熊谷市をメインに「めぬま地域資源・地域改善マップ」「妻沼観光案内図」「新めぬま観光読本。」などのマップやパンフレットを作成してきた。

今回は活動の範囲を東武東上線沿線に広げ「東松山巡検ガイドブック」を作成。冊子の特徴は、学生が授業で学んだ地理学の手法を用いて、地域の様子や自然・歴史・農産品などの地域資源を紹介している点にある。東松山市は、自然・歴史・文化の面で多様性に富み、農村部を抱える地方都市と東京のベッドタウン的性格を併せ持つなど学生教育の場としても相応しい。学生は各自で関心のあるテーマを選び、文献調査・現地調査・関係者へのインタビューを重ね、GIS等を用いてパンフレットを完成させた。冊子には地図や写真を多数掲載してあり、読者が日頃見過ごしていた身近な地域の特徴や魅力を知ることができる。

本冊子は、大学の地域連携による教育成果を地域に還元するもので、600部を東松山市に寄贈した。A4判カラー・中綴じ16ページで、立正大学熊谷キャンパスのほか、東松山市役所、東松山市観光協会で配布している。