教育力が高い大学ランキング2021(近畿編)

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教育力が高い大学ランキング2021(近畿編)

写真=京都大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「教育力が高い大学ランキング(近畿編)」だ。

1位は京都大学で242ポイント。2022年に創立125周年を迎える同大は、人文・社会・自然科学の各分野で世界的な研究活動を展開し、ノーベル賞受賞者はアジアの大学トップとなる11人を誇る。また、数学分野の最高峰といわれるフィールズ賞では、日本人受賞者3人のうち2人が京都大卒、医学分野で優れた業績を挙げた研究者に贈られるラスカー賞でも、日本人7人のうち5人が卒業生または同大関係者だ。こうした世界的に優れた人材を輩出する背景には、開学以来の「対話を根幹とした自学自習」がある。学びの中で培われる分析力と俯瞰力、知識を活用する力、そして外国語運用能力を含むコミュニケーション力といった基礎的学力を基盤として、自由な発想でより高度な学びへと発展できる教育環境が用意されている。

2位は大阪大学で107ポイント。2021年に創立90周年を迎えた同大の教育の基本は、学問の真髄を極める「専門性」の獲得に加え、幅広い見識に基づく社会的判断力としての「教養」、異なる文化的背景を持つ人と対話ができる「国際性」、自由なイマジネーションと横断的なネットワークを構築する「デザイン力」を備えた、社会課題の解決に資する共創イノベーション人材の育成にある。2019年度からスタートした新カリキュラムは、「教養教育」「専門教育」「国際性涵養教育」を3つの柱として、入学から卒業まで切れ目ない縦型教育になっている。全学年を通して継続的に学ぶことにより、社会で活躍するために必要な幅広い視野と、分野横断型活動能力(トランスファラブルスキル)を身につける。

3位は関西学院大学で23ポイント。AIを使いこなす能力を育む全学共通科目の「AI活用人材育成プログラム」や、他学部の学びや留学、地域社会での実践などを通して自己を高める「ダブルチャレンジ制度」、国際的な課題解決のための力を養う「国連・国際機関等へのゲートウェイ」など、独自の教育プログラムを展開してきた。2021年4月には理系4学部(理・工・生命環境・建築)を神戸三田キャンパスに開設し、総合政策学部と合わせた文理横断型の学びを推進。また、文系5学部のカリキュラムを一新し、商学部でのデジタル&グローバルを重視した課題解決型学習(PBL)、総合政策学部でのオンライン留学プログラムの新設やデータサイエンス教育の充実など、時代の変化や社会の要請に応えながら、さらなる教育の進化を図っている。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、739校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。


教育力が高い大学ランキング2021(近畿編)