グローバル教育に力を入れている大学ランキング2020(女子大学編)

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グローバル教育に力を入れている大学ランキング2020(女子大学編)

写真=津田塾大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「グローバル教育に力を入れている大学(女子大学編)」だ。留学についての記述は、普段の取り組みを取り上げた。コロナ禍で海外への出入国が制限されている。各校の措置については別途ホームページなどを確認して欲しい。

1位は福岡女子大学で27ポイント。2位に津田塾大学が11ポイントで続く。津田塾大学は、日本初の女子留学生として最年少で渡米した津田梅子によって1900(明治33)年に創立された。「英語の津田」と呼ばれるように、特に英語教育に力を入れ、入学時から英語4技能をバランスよく鍛え、最終的にアカデミックな論文が書けるレベルにまで指導する。2019年には学芸学部に多文化・国際協力学科を開設。多文化社会において解決すべき多種多様な問題に対し、専門分野に沿った教育で身につける実践的な英語力、密度の高いセミナー活動や全員必修のフィールドワークで培う高度な専門知識と分析力を駆使しながら、よりよい「共生型」社会の実現に向け、新しいアプローチや解決法を提案できる人材の育成を目指している。

3位は東京女子大学で9ポイント。同大は1918(大正7)年に北米のプロテスタント諸教派の援助により開学し、キリスト教精神に基づくリベラル・アーツ教育とともに、英語教育にも注力してきた。習熟度別クラス編成の必修科目、選抜された学生を対象に高度な英語力を磨く「キャリア・イングリッシュ課程」のほか、正課外ではネイティブスピーカーによる英会話トレーニング、アメリカからのインターンシップ学生との交流を行う「キャリア・イングリッシュ・アイランド」など、学生の自発的な学習を促進するプログラムを展開。社会人基礎力を高めるリベラルスタディーズ科目「挑戦する知性科目」では、海外の諸機関で国際的・現代的諸問題について英語で学ぶなど、より実践的な内容で、地球市民として活躍するための国際的な視野を身につける。

4位は昭和女子大学で6ポイント。同大は1988年に日本の大学初の海外キャンパス「昭和ボストン」を設置して以来、グローバルビジネス学部や国際学部の新設、海外協定校の拡充など、独自のグローバル教育を進めてきた。2019年にはテンプル大学ジャパンキャンパス(以下、TUJ)が学内に移転し、現在は「キャンパスのグローバル化」を軸とした多彩なグローバルプログラムを展開している。特に、上海交通大学(中国)、淑明女子大学校(韓国)、TUJ(米国)とのダブルディグリー・プログラムは、毎年志望者が増えている人気のプログラムだ。また、TUJやブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和が学内にあるグローバルな環境を生かし、2校との共同授業の充実化など、すべての学生が日常的にグローバルを体感できるカリキュラムの整備を進めている。

5位は恵泉女学園大学で5ポイント。同大は初代YMCA総幹事を務めるなど世界を舞台に活躍した河井道によって、1929(昭和4)年に設立された。設立当初から「聖書」「国際」「園芸」の3つの正課を取り入れ、人間の基本的なあり方を学び、広い視野をもつ自立した女性を育てる教育を続けている。2021年度からスタートした「生涯就業力カリキュラム」では体験学習プログラムを数多く用意しているが、そのうちの一つ「フィールドスタディ」は国内外でのさまざまな体験を通して、自らの知見をより豊かなものとし、日本を改めて見つめ直す内容となっている。また英語力を駆使してグローバル社会と深く関わりたいと考える学生向けのプログラム「Global Challenge Program」は、卒業時にTOEIC®800点の取得を目指した段階的な指導を行うなど、グローバル人材の育成に力を入れている。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、910校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


グローバル教育に力を入れている大学ランキング2020(女子大学編)