入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2020(北陸・東海編)

教育
入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2020(北陸・東海編)

写真=名古屋商科大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学(北陸・東海編)」だ。

1位は金沢工業大学で214ポイント。2017年の「第1回ジャパンSDGsアワード」でSDGs 推進副本部長(内閣官房長官)賞を受賞するなど、高等教育機関におけるSDGsの推進を牽引する大学だ。学生はアイデアを形にする「夢考房」や「Challenge Lab」といった施設を活用しながら、社会課題の解決アイデアを考えるカードゲームやそのゲームを通してSDGsを学ぶワークショップ、食品ロスの問題を議論するプログラムなどを企画・運営している。また、企業などの外部機関との連携も活発なほか、2020年からは小中高などを対象に「SDGsイノベーション教育拠点校」の募集も開始。SDGs教材の提供や教員向け研修のほか、小学生から大学生までが一緒になって社会課題を考える新しい教育の形を実践しながら、持続可能な社会を担う人材の育成に注力している。

2位は名古屋商科大学で39ポイント。ビジネスに必要な実践力を身につけ、自らの考えを社会で提案できる「フロンティア人材」の育成を推進する名古屋キャンパス(BBA)では、日本で初めて教養科目から専門科目までの全科目が「BBAプログラム(実践的な経営学の学修課程)」と題したアクティブラーニング形式で実施されている。目的は知識の修得ではなく、正解のない議論から結論を導き出すこと。学生は企業の事例をもとに、実際のビジネス課題への対応方法について当事者意識を持って考え、ディスカッションやグループワーク、学外で消費者の行動を観察するフィールドワークなどを通して、課題発見力や意思決定力、主体的な発信力を身につけていく。成績評価はレポートや授業中の発言内容などによって行われ、定期試験を実施しない点も特徴だ。

3位は名古屋大学で35ポイント。各学部が目的に沿った独自の教育を展開するための「4年一貫教育」を実施する中、その基礎教育と教養教育では、教養教育院が中心となり、全学部の全教員が携わる「全学教育体制」が特徴だ。一方で高等研究院では、新入生を対象に学問の面白さや研究に対する心構えを教える高等研究院初年次講義「学問の面白さを知る」などを開講。さらに、部局や研究領域を横断してプロジェクトに取り組む組織として設立された「未来社会創造機構」との共同プロジェクトとして、「未来を見据えるコロナ禍の研究者たち」と題するオンラインセミナーも開催。4人の若手研究者が、工学や医学、人文系などの専門分野の視点で人類の未来像について発表し、学生の知的好奇心を刺激する機会が設けられた。今後もオンライン授業やオンラインセミナーなど、ICT技術を大胆に活用するデジタルユニバーシティを目指す。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、910校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2020(北陸・東海編)