面倒見が良い大学ランキング2020(関東・甲信越編)

教育
面倒見が良い大学ランキング2020(関東・甲信越編)

写真=神田外語大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学(関東・甲信越編)」だ。

1位は神田外語大学で27ポイント。徹底した少人数教育に加え、外国語運用能力に留まらない高いコミュニケーション能力を身につけるため、ディベートやプレゼンテーションなど参加型の授業を豊富に展開。外国人教員や国際社会で活躍してきた教員陣と学生との近い距離感も学びの充実に資しており、ハードとソフトの両面から、コミュニケーションを学ぶ上で理想的な環境を整えている。キャリア支援においては、低学年次からのインターンシップ等はもちろん、世界的に注目されるアジアやイベロアメリカ地域で活躍できる人材育成に注力していることが特徴。民間企業や公務員などへの就職以外に、英語教員を多数輩出。さらに、中国語や韓国語、スペイン語の教員免許も取得できるなど、幅広いキャリアの可能性を実現している。

2位は聖学院大学で24ポイント。学生の“気づきと行動を促す”ことを目指し、教職員が近すぎず、遠すぎずの距離で見守り、対話し続けることで、学生の可能性を育む環境づくりに注力。教員1人が学生10人程度の担任となる「アドバイザー制」で、個々の学生に寄り添い、行動力を引き出している。教育面で注目すべきは、英語教育の充実だ。映画、音楽、旅行、ビジネスなどに区分された全学部共通の英語科目群に加え、各学部学科独自の海外研修プログラムも展開している。さらに、民間企業や地方自治体、NPO・NGO法人など、多様な受け入れ先が用意されたインターンシップを、単位認定される授業として実施。入学時から卒業まで、一貫した支援体制を確立している。

3位は秀明大学で21ポイント。全学部でクラス担任制を導入しており、年間2~3回の個別面談を行うほか、履修登録や資格取得、留学、就職活動など、クラス担任があらゆる場面で学生の活動を支援している。これら教職員による日々の支援はもちろん、経済面でのサポートも手厚いのが同大の特徴。学校教師学部と看護学部を対象に、すべての合格者に対し奨学金の判定を行うという独自の取り組みを行っている。最大4年間で400万円給付されるA奨学金をはじめとして、5種類の奨学金を用意している。また充実した設備と防犯システムを備える4つの学生寮は、月額4万円(共益費含む)という費用設定で、学生や保護者の負担軽減に貢献している。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、910校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


面倒見が良い大学ランキング2020(関東・甲信越編)