昭和女子大学が電話・オンラインで学生の悩み相談 ~「コロナ禍における心のケア」7つのコツを紹介
学校法人昭和女子大学(理事長・総長:坂東眞理子/東京都世田谷区)の学生相談室では、緊急事態宣言のもとで外出自粛が続く在学生を対象に遠隔(電話/オンライン)での相談を受け付けている。このほど「学生相談室だより」で、コロナ禍でのメンタルケアの7つのコツを紹介した。
学生相談室は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月より電話・Zoomを活用した遠隔での相談受付を行っている。
女性の臨床心理士が大学生活の中で感じる心配事、将来や進路、性格など、相談者の意思やプライバシーを尊重した上でさまざまな相談を受けている。在学中は無料で何回でも利用できる。
このほど、学生に向けて「学生相談室だより」を配信し、メンタルケアのコツとして、次の7つのポイントを紹介した。
1.正しい情報を知り、実行する
ネット情報の見過ぎに注意し、特に不安を煽る表現やネガティブな表現からは距離をとりましょう。飛沫感染エチケット・ステイホームを守るのも不安の軽減になります。
2.こんなとき、心が乱れるのは自然なこと
不安や自粛が原因での悲観や睡眠不足、人にあたったりするなどのさまざまな心の乱れは人間として自然な「ストレス反応」です。自分にも、ストレス反応を起こす家族や友人にも、寛容な気持ちを向けましょう。
3.自分のストレス反応を知る
「ストレス反応」の出方や強さは人によって異なります。自分は何を求め、何を我慢しているか、個人的問題は何なのかなど、自分の内なる声に気付き尊重することが、自分へのケアを早め、反応(症状)悪化を防ぎます。
4.よく眠り、きちんと起きる
眠れない人、起きられない人こそ、質のよい睡眠を確保するために「生活時間を自分でコントロールする」意識と実行が大切です。基本的な生活を守り、はじめと終わりの時間を区切りメリハリをつけることが大事です。
5.コーピングレパートリーを10個持つ
コーピングレパートリーとは、ストレスとうまく付き合うための自分なりの気晴らし方法です。
6.人とつながり、ひとりの時間も確保する
家族以外の人とも積極的につながり、孤立を避けましょう。つながる時間は短めに、こまめに切るのがお互いストレスフリーでいられます。家庭内でもときどき一人の時間を確保しましょう。
7.気持ちを表現する
心のバランスをとるため、短時間でよいので、ちょっとした会話を交わせる複数の相手に、飾らない自分の気持ちを表現しましょう。話しにくいことは、学生相談室を活用してください。
★より詳しい7つのポイントは、同大のウェブサイトにて公開している。
https://univ.swu.ac.jp/