聖心女子大学が新型コロナウイルス感染症の感染拡大をふまえ、2020年度前期中の全授業をオンラインで実施

教育 大学プレスセンター
聖心女子大学が新型コロナウイルス感染症の感染拡大をふまえ、2020年度前期中の全授業をオンラインで実施

聖心女子大学(東京都渋谷区)では、2020年度前期の7月23日(木)までの全授業を原則としてオンライン授業で実施することを決定した。これは、新型コロナウイルス感染症の国内外での拡大と政府による緊急事態宣言ならびに東京都の緊急事態措置をふまえたもの。講義内容を収録した動画を視聴して課題を提出する形式のほか、ビデオ会議を利用してリアルタイムで意見交換を行う形式などを想定している。

前期途中で感染が収束に向かった場合は対面での授業に変更する可能性もあるが、現時点ではインターネット・ツールを用いたオンライン授業の実施を基本として進めていく予定となっている。

一例として、学生らに課題や資料を提示して小テストやレポート等を提出させるものや、あらかじめ録画された講義を学生が視聴し、それについて課題を提出させるもの、ビデオ会議を利用し、オンライン上でリアルタイムに意見交換や質疑応答を行う授業などを想定している。

同大では、今後もより一層、きめ細やかな教育活動の継続ならびに学修機会の提供につとめていく。

 【オンライン授業例】
A) 課題や資料を学生に提示する形式
 課題や資料を提示し、学生はそれに基づき学ぶ。授業終了後に小テストや小レポートを提出させることにより、学習状況の確認、出席の確認を行う。

B) 講義録画ビデオを学生に提示する形式
 受講学生に講義録画ビデオを視聴させ、課題提出等を行うことにより学習状況の確認、出席の確認を行う。ビデオは期限内であれば何度でも視聴することができる。

C) ビデオ会議に教員と学生が参加する形式
 授業時間にビデオ会議に参加し、教員と質疑応答したり学生間で意見を交換したりする。少人数授業やゼミなどでの使用を想定している。