武蔵野学芸専門学校高等課程が東京藝術大学との連携授業を実施
武蔵野学芸専門学校高等課程(東京都武蔵野市、校長:三上慎之介)では8月22~24日まで、東京藝術大学との教育連携授業「東京芸大サマーキャンプ」を実施した。これは、同大の教員が高校生に作品制作の指導を直接行う合宿形式の特別プログラム。中高教育においてアート(芸術)の重要性と社会的認知の向上を目指すとともに、日本のアートシーンを担う次世代の生徒を育成することを目標としている。ここ2年は新型コロナウイルスの影響によりオンラインで行われていたが、今年は同大取手キャンパス(茨城県取手市)での実施となり、生徒らは教員から指導を受けながら作品制作に取り組んだ。
武蔵野学芸専門学校高等課程では東京藝術大学との教育連携授業「東京芸大サマーキャンプ」を実施しており、今年で7年目となる。
ここ2年間は新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりオンラインで行われていたが、今年度は同大取手キャンパスで2泊3日の合宿を実施。生徒らは石彫や音楽彫刻、漆(蒔絵)、ガラス、七宝、紙漉き、モザイク画などの制作について指導を受けたほか、同大の教員による特別講義も行われた。
実素材を触りながら作品を制作するこの合宿は、生徒たちの考える力を養い、また素材から感じとる感性の豊かさを養うための重要な機会となる。また、宿泊して作品を制作する体験がアートでつながる仲間意識を生み出し、コミュニケーション能力を育成することにもつながっている。
同プログラムについて三上慎之介校長は「このアートについて語り合う、また実素材に触れる制作で新しい発想や発見につなげていく教育こそがアート教育であり、これからの社会で求められるクリエイティブな発想を持った人材を育成することにつながります」と語る。