麴町学園女子中学校高等学校と日本女子大学が高大連携協定を締結 — 同学園が締結した高大連携協定は6大学に
麴町学園女子中学校高等学校(東京都千代田区/校長:山本三郎)は2021年12月23日、日本女子大学(東京都文京区/学長:篠原聡子)と高大連携協定を締結した。今後、この協定に基づき、日本女子大学との間で教育交流と連携活動を行っていく。また「高大連携枠推薦」として、日本女子大学の定める受け入れ枠の範囲内で、一定の基準を満たした生徒を同学園が推薦できる制度を設け、2024年度入試より実施する予定。
AIの進化・普及やグローバル化、少子化に伴う生産年齢人口の減少などに直面する中、そのような社会に対応できる人材を育成しようと、国を挙げて「高大接続改革」が進められている。例えば大学入試では、AO(アドミッションオフィス)入試が「総合型選抜」、推薦入試が「学校推薦型選抜」と改められ、いずれも学力を測るテストなどの活用が必須となっている。
また、各大学が行う個別試験では「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」からなる学力の3要素が総合的に評価される。以前の入試問題は「知識・技能」が中心であったが、AIの普及・進化に伴う産業構造の変化等により、社会を生きる力として課題解決能力などが求められるようになったことが背景にある。
その中で麴町学園では、「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」を持った生徒が第一志望の大学にスムーズに進学できる制度をいち早く整えてきた。
■連携について
このたびの協定は、相互の交流と連携を通じて、高校生の大学進学に関する意識と学習意欲を高めるとともに、大学の求める学生像および教育内容への理解を深めることにより、高校教育・大学教育の質の向上と活性化を図ることを目的とするもの。
同学園としては、生徒が行きたいと考える大学の一つである日本女子大学に、「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」を持って進学できる制度を持つこととなった。なお、今回で協定を締結した大学は6校目となる。
■連携内容
・日本女子大学の授業を麴町学園生徒が科目等履修生として履修することや、日本女子大学の教員による麴町学園での出張講義などを行っていく。
・「高大連携枠推薦」として、日本女子大学の定める受け入れ枠の範囲内で、一定の基準を満たした生徒を麴町学園が推薦できる。
○麴町学園女子中学校高等学校
https://www.kojimachi.ed.jp/
○日本女子大学
https://www.jwu.ac.jp/unv/