東京女子大学が就職活動支援に「VRを活用した採用面接体験動画」を導入 ─ 大学の就職支援では日本初の試み
VRゴーグル使用イメージ=写真
東京女子大学(東京都杉並区、学長:茂里 一紘)キャリア・センターは5月27日(月)から、VR(バーチャルリアリティー)を用いた採用面接体験動画を導入した。これは、株式会社岡崎人事コンサルタントの監修によるもので、大学における就職支援としては日本で初めての試み。これにより、学生らはより能動的で記憶に残りやすい方法で面接練習が可能になる。なお、動画コンテンツは随時追加し、変化するトレンドにも対応していく。
東京女子大学キャリア・センターでは、学生一人ひとりが目標をもって充実した生活を送り、自分の適性や希望に合った生き方を見つけることができるよう、4年間を通じて多くのプログラムを提供。キャリアカウンセラーによる予約制のキャリアカウンセリングをはじめ、年間150日を超える業界研究セミナーや就活マナー講座などの各種セミナーなど、さまざまな支援を行っている。
経団連と大学の産学協議会の中間とりまとめと共同提言では、新卒一括採用に加え、通年採用の拡大など多様な採用形態への移行が求められている。今後、就職活動の多様化はさらに進むことが予想されるが、VRの導入により、より実践的かつ効果的な支援が可能になる。予想されるメリットは下記の通り。
1. よりリアルな体験
面接担当者と対話することに対する不安や、選考の各段階の雰囲気の違いなどをリアルに体験することで、実際に面接の場に立った際の緊張感や苦手意識をなくす効果が期待される。
2. いつでも視聴可能
VR視聴機器(VRゴーグル)をキャリア・センター資料室に設置。学生は一次、二次および最終面接を想定した動画を各自の活動の状況に合わせていつでも視聴できる。
3. 反復練習が可能
応答内容のブラッシュアップや話し方の工夫など、面接のスキルアップを目指す場合に何度でも反復練習ができる。また、面接本番前にもう一度確認しておきたい、といった使い方も可能。
・キャリア・センターについて
http://www.twcu.ac.jp/univ/career/center/