写真＝キャリアサポートプログラムの様子
神戸女学院大学（兵庫県西宮市）が「2024年有名企業400社 実就職率ランキング」（大学通信調べ）において、西日本の私立女子大学で5年連続となる1位を獲得した。関西の私立大学全体では7位となる。このランキングは、2024年3月に卒業した学生を対象に、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを基に選定された有名企業400社への就職率を算出したものである。
神戸女学院大学の2024年実就職率は10.1%であり、この数字は同大のキャリアセンターによる充実したサポート体制が寄与している。キャリアセンターでは、年間130回を超える講座やセミナーを通じて、企業や業界に関する知識を学生に提供し、自己PRや面接対策など、実践的な就職活動スキルを磨く機会を設けている。さらに、1年生から参加可能な「キャリアデザインセミナー」や「グローバル就職セミナー」など、早期からキャリア形成に取り組む機会も提供されている。
この他にも、企業の採用担当者を招いた「企業研究セミナー」や「仕事発見セミナー」、キャリアセンター職員がゼミを訪問して就職活動のポイントを伝える「ゼミ訪問」、全員面談など、個別の進捗や希望に合わせたきめ細やかなサポートが行われていることが、神戸女学院大学の特徴である。特に、4年生が後輩に就職活動の体験を共有する「就職活動報告会」は、これから就職活動を迎える学生にとって貴重な学びの機会となっている。
このような学生一人ひとりへの丁寧な支援体制や、150年にわたる伝統と卒業生の活躍が、企業からの高い評価に繋がり、ランキングでの結果に反映されていると言える。
