関西学院大学がメタバース上に構築した「メタバースキャリアセンター」の有効性に関する実証実験を開始
大学DX推進に取り組む関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:村田 治)と株式会社キャリアボット(本社:東京都世田谷区、代表取締役:岡崎 浩⼆)は、2023年1月よりメタバース上での就職・キャリア支援を目的とした「メタバースキャリアセンター」の構築支援サービスを開始する。サービス開始にあたり、株式会社ハコスコ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤井 直敬)のECメタバース「メタストア」を活⽤して実証実験を⾏う。
「メタバースキャリアセンター」ではメタバース上に構築されたキャリアセンターで、学生・教職員がコミュニケーションを取ることが可能。アプリやVRゴーグルは不要で、スマートフォン・PC共にWebブラウザ上で利用ができる。メタバースキャリアセンターでは、以下のサービスを学生に提供する予定。
・キャリアカウンセリングやワークショップの実施
・掲⽰物による情報提供 など
「メタバースキャリアセンター」について期待すること(コメント)
【関西学院大学キャリアセンター 岡本 佳子課長】
就職活動のオンライン化が定着し、Webを活用した就職支援サービスは多様化しています。本学キャリアセンターも、質の高いキャリアサポートをステークホルダーに提供するため、加速する変化に適応し続ける責任があります。今回のバーチャルキャリアセンターの取り組みが、学生にとってアクセシビリティの向上につながり、これまでリーチできなかった層にサポートを届ける一つの手立てとなることを期待しています。
【株式会社キャリアボット 代表取締役 岡崎 浩⼆氏】
まずは関西学院大学と共に新しい取り組みを行えることを大変嬉しく思います。また、実証実験を行うにあたりサポートして頂いた株式会社ハコスコの皆様にも大変感謝しております。お陰様で素敵な空間を制作することができました。キャリア支援におけるメタバース活用事例は国内ではまだ少ないですが、「メタバースキャリアセンター」の普及を通じて、学生のキャリアセンター利用率・満足度向上に貢献していきたいと思います。
【株式会社ハコスコ 代表取締役 藤井 直敬氏】
メタストアはリアルのつながりをオンラインで再現するためのプラットフォームです。今回の関西学院大学のキャリアセンターでのご利用はまさにその目的に合致しています。従来現実のキャリアセンターでのみ提供されていた質の高い就職支援サービスを、メタストアを利用することで現実と同等のレベルでどこからでも利用可能となり、学生の皆さんにオンライン・オフラインを問わない多様な選択肢が広がります。
メタバースキャリアセンターのほかに、関西学院大学はメタバース空間を活用した実証実験を神戸三田キャンパスで行っています。現実(リアル)と仮想(バーチャル)を融合することで、距離と時間を超えて同じ空間を共有するコミュニケーションが、学生の学びや大学生活などにどのような効果をもたらすのか、有効性を検証していくものです。