実学教育と充実したサポートで実践的な人材を育成|大阪学院大学
大学通信が2017年に調査した「社会人が評価する大学」ランキングで、大阪学院大学は「卒業生が魅力的」「社会人基礎力を高められる」など複数の項目で上位にランクインした。では、大阪学院大学のどのような点が評価されているのだろうか。その答えは、伝統の実学教育と教職員が一丸となり行う充実したサポートにある。
大阪学院大学のルーツは1940年に創設された関西簿記研究所まで遡る。以来、78年間にわたり、実業界をリードする優秀な人材を数多く輩出してきた。その伝統は今も生き、実学教育により実践的な人材を育成。社会から高い評価を得ている。
4年間を通して体系的に行われる「キャリア形成プログラム」
キャリア教育の軸となるのは、キャリア形成プログラムだ。入学直後からスタートし、4年間を通した体系的なプログラムとなっている。セミナーやガイダンスなどの就職支援行事とカリキュラムの両面からバランス良くキャリア形成を行う。
1年次は将来について考え始める時期と位置付け、キャリアデザインの入門科目や新入生向けガイダンスなどを実施。2年次は就職活動の準備期間となり、就職ガイダンス、筆記試験対策講座や就活スーツ着こなし・マナー講座などを用意。キャリアデザイン科目としては面接・自己PRや業界研究などを開講する。3年次はいよいよ就職力を養う期間となり、エントリーシート・履歴書対策講座や面接攻略実践、グループディスカッション対策などを行う。業界研究と企業選びが本格化する時期でもあることから、業界研究セミナーや企業研究セミナー、学内企業説明会なども行われる。内定獲得後の4年次には、社会人としての心構えを身につけるための内定者研修を実施する。
こうしたキャリア支援に加え、法学部法学科に設置された警察官・消防官サポートプログラムでは、「警察研究」などの専攻科目を開講。仕事の意義、特色についてゼミナール形式で考察する。警察官、消防官として活躍する卒業生とのディスカッションの機会も設け、採用後に必要な知識や心構えの指導も行われる。
留学生との共同生活、女子学生のキャリア構築…特色あるプログラム群
ほかにも、独自性の高いプログラムが数多い。グローバル教育で特徴的なのは、「CETルームシェアプログラム」だ。CETとはワシントンD.C.に拠点を置く民間の海外留学機関で、大阪学院大学は日本唯一の留学生受け入れ先となっている。大学周辺のアパートやシェアハウスで留学生と一緒に暮らすことで、国内にいながらにして異文化理解とコミュニケーション能力を高めることができる。「ステキ☆塾」は女子学生が対象。女性経営者や起業家を講師に招き、実体験を踏まえた講義のほか、トークセッションによる交流・サロン訪問などを通して、社会性や専門性を身につける。輝く大人の女性になるための自分プロデュースプログラムだ。
実学教育の伝統をもつ大阪学院大学らしく、インターンシップには特に力を入れている。2017年まで2・3年次を対象としていたが、2018年から1年次を対象に追加。事前講義でビジネスマナーなどの知識を習得した上で、夏期休暇中の約60時間以上、企業や自治体で実習を体験。実習終了後は各自の体験談を発表する。参加者からは、大きな成長を実感でき、就職活動でさっそく成果を発揮できたという声が多く聞かれている。その声は後輩たちにも伝わり、年々インターンシップへの参加学生が増加している。
また、経営学部ホスピタリティ経営学科では独自の「企業実習」を実施。ホテルやブライダル、テーマパークなどのホスピタリティ産業の現場で300時間にわたる就労を経験する。会社の構造、行動、質の高いおもてなしを理解するとともにビジネスマナーも学べる絶好の機会となっている。
キャリアセンター、教員、先輩が一丸となった就職サポート
キャリア教育の拠点となるキャリアセンターには、21名のスタッフが常駐。学部学科ごとに担当者が配置されており、決まったスタッフが継続して質問や相談に応じる。面談内容をデータで一元管理し、志望業界やエントリー状況を常にスタッフが把握。的確なアドバイスを受けることができる。キャリアセンターとゼミナール担当教員が連携し、ゼミナール単位で就職活動を推進していることも特徴だ。早期に内定を獲得した4年次は「キャリアチューター」となり、後輩の就職活動にアドバイスを行う。自己PRの方法や面接内容など就職活動の最新の実情を後輩に伝え、ノウハウをつないでいく。また、卒業後間もないOB・OGや、企業経営に関わる卒業生による特別講義なども実施。卒業生それぞれの経験に基づいたアドバイスを受けることができる。
そのほか、資格取得希望者は、エクステンションセンターで各種資格対策やスキルアップ、語学力アップ講座などを、学内において低料金で受講できる。13ジャンル、40講座に及ぶ豊富な内容であり、多くの学生が自分磨きや公務員試験対策として有効活用している。教員志望者には、中学校・高校の教職課程が設置されているほか、神戸親和女子大学との提携による「小学校教諭一種免許状取得プログラム」を履修すれば小学校教員の免許状も取得可能だ。
独自のカリキュラム編成と、キャリアセンター、教員、先輩の3つの力が一丸となったサポート体制に加え、資格取得支援も整備。これらの多彩な取り組みにより実践的な人材として育った卒業生たちが社会で活躍し、大学の評価を高めている。