2021年学部系統別実就職率ランキング(家政・生活・栄養系)

2021年学部系統別実就職率ランキング(家政・生活・栄養系)

写真=名古屋学芸大学

家政・生活・栄養系1位は実就職率97.7%の仁愛大・人間生活学部、2位にノートルダム清心女子大・人間生活学部、3位は大阪市立大・生活科学部、4位には名古屋文理大・健康生活学部がランクインした。

国家試験合格の先へ。“活躍できる管理栄養士になる” 学びを展開

5位は実就職率96.9%の名古屋学芸大・管理栄養学部。同学部では「全員受験・全員合格」を目標に掲げ、開学以来16年連続で管理栄養士国家試験合格者数・中部地区1位を達成している。一方で、国家試験合格はゴールではなくスタートであると位置づけ、“活躍できる管理栄養士になる”ためのカリキュラムを展開。卒業後のキャリアにつなげるための徹底したサポートを行っている。3〜4年次のカリキュラムには「キャリア支援分野」を設け、医療、教育、行政、福祉、フードサービス、食品メーカーといった将来の進路に直結する科目が選択できる。また、医療領域の学びも充実させ、食と健康のプロフェッショナルとして多様な分野で活躍できる人材を育成している。

地域や企業と連携した多様なプロジェクトで幅広い知識と実践力を磨く

6位は実就職率96.9%の相模女子大・栄養科学部。同学部には、栄養士資格や教員免許など複数の資格を持ち、さまざまな分野で活躍できる人を育てる「健康栄養学科」と、人の健康や生命を「食」からサポートする人間性豊かな管理栄養士を育成する「管理栄養学科」の2学科がある。クラス担任制を主とする少人数教育や、資格取得・国家試験対策など1年次から行われるキャリア教育が特徴。また、健康栄養学科で16年続く「キッズクッキング」のほか、産学官連携によるレシピコンテストや商品開発、学科横断で学ぶ副専攻「食品開発と流通ビジネスプログラム」など、地域や企業と連携した活動も盛んに行われ、卒業後の進路を見据えた実践力を高めることができる。

臨床分野を強化する少人数教育で、実践に強い管理栄養士を養成

7位は実就職率96.6%の東海学園大・健康栄養学部。同学部では1年次から国家試験対策を実施し、基礎から専門性の高い4つの領域科目「臨床栄養」「スポーツ栄養」「食品開発・分析」「栄養教諭」を段階的に学ぶことで、得意分野を持ち、多様な分野で活躍できる管理栄養士を養成してきた。学内外での実習も充実しており、臨床分野を強化するために現場と同じ設備環境を整え、少人数での丁寧な指導を通して実践に強い管理栄養士になるための基礎を養っている。また、資格取得においてはキャリア開発センター(CDC)が学生の目的に応じたプログラムを用意。一人ひとりの学生が確かなスキルを身につけ、夢を実現できるよう、さまざまなサポートを行っている。

<表の見方>

医科・歯科の単科大等を除く全国738大学に2021年春の就職状況を調査。573大学から得た回答を基にランキングを作成した。卒業者数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100で算出。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を示す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。


2021年学部系統別実就職率ランキング(家政・生活・栄養系)