就職に力を入れている大学ランキング2020(女子大学編)

就職に力を入れている大学ランキング2020(女子大学編)

写真=昭和女子大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「就職に力を入れている大学(女子大学編)」だ。

1位は昭和女子大学で62ポイント。2020年の実就職率(※1)は97.0%で、卒業生数1000人以上3000人未満の大学で全国5位、全国の女子大学では10年連続で1位となった(※2)。同大のキャリア支援の特徴としてまず挙げられるのが、全学科共通の「キャリアコア科目」だ。「女性とキャリア形成」「女性の生き方と社会」「企業と社会のルール」といった具体的かつ実践的な必修・選択科目に加え、各学科の専門性に沿った学科別のキャリア科目を展開し、4年間を通じたキャリア教育を行う。また、個別面談や各種講座、インターンシップなどの支援プログラムのほか、同大の卒業生に限らず、幅広いキャリアを持つ女性がメンターとして学生の相談などに応じる「社会人メンター制度」といった独自の体制も整え、多方面から学生をサポートしている。

2位は武庫川女子大学で18ポイント。入学直後から内定獲得まで、進路選択について継続的に支援を行う同大では、まず低学年次に自らの将来を考えるきっかけとなる講座やセミナー、少人数制のキャリアワークショップを実施。専門スタッフによる個別相談では、進路全般に関することから企業選定まできめ細かなアドバイスを行い、学生が「なりたい自分」に向かって主体的に活動できるよう導いていく。就職活動支援としては、学内企業説明会や公務員就職、U・I・Jターン就職に関する相談会、模擬面接やSPI対策講座などさまざまなプログラムを用意。首都圏で就職活動をする学生の支援として「東京センター」をJR東京駅八重洲中央口近くに設置し、更衣室やパソコンコーナーなどを完備した。また、教員志望の学生には「学校教育センター」がバックアップを行っている。

3位は東京女子大学で15ポイント。同大のキャリア教育は、正課と正課外教育との連携によって進められる。正課では少人数ゼミでの議論や発表、女性学やジェンダーに関する科目群によって学生の自己確立を促し、「女性のウェルネス」科目では生涯を通じた女性の健康について学ぶ。正課外では年間150日を超えるセミナーや講座を開講している。また、2019年から日本で初めてVRでの採用面接体験動画を導入し、2020年からはチャットボットとオンライン面談の複合サービスを開始した。こうした柔軟なサポート体制が整う中、コロナ禍においてもきめ細かなキャリア支援を継続させた。さらに、卒業生のキャリア構築を支援する「エンパワーメント・センター」を設置し、生涯にわたるサポートを行っている。

4位は共立女子大学で11ポイント。年間150に及ぶさまざまなガイダンスやキャリアカウンセラーによる個別相談、インターンシップ支援。さらに、全学生が4年間利用する「キャリアデザインシート」の作成や、学内ネットワークシステム「kyonet」での情報発信など、多角的なキャリア支援が特徴だ。kyonetの機能の一つ「学修ポートフォリオ」では、成績、ジェネリックスキル、サークル活動や資格取得状況などを教職員と共有。学生一人ひとりの状況や希望に合わせたきめ細かな指導・支援を行っている。また、年間90を超える課外講座「共立アカデミー」では、各種資格・検定や就職対策、語学のほか、オペラ鑑賞会、メイクレッスン、護身術、お金に関する講座などを、一般のスクールよりも安価に、学内で受講できる。
※1:実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業(修了)者数−大学院進学者数〕×100で算出。
※2:大学通信調べ

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、910校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


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