昭和女子大学が独自のキャリア支援「社会人メンター制度」で、女子大学生をサポートする女性社会人メンターを募集中

昭和女子大学（理事長・総長：坂東眞理子／東京都世田谷区）では、特色のあるキャリア支援を行っている。その柱の1つである「社会人メンター制度」では、2020年度春期の社会人メンターを募集している。

「社会人メンター制度」は、卒業生に限らず、社会経験ある女性たちに学生をサポートしてもらう独自の制度。社会人メンターは学生と個人やグループで面談し、卒業後のキャリアプランやライフスタイルについて相談相手になってもらう。利用者は大学2・3年生が多く、就職活動前に社会人メンターの職業経験を通して、人生設計や就職など、将来の自分をイメージする機会となっている。

社会人メンターは公募で選ばれ、任期は1期2年（更新制度あり）。毎年春と秋に募集している。昭和女子大学以外の出身者が約8割を占め、30代から50代を中心に幅広い世代の多様なキャリアを持つ女性約300人がメンターとして登録している。この制度が創設された2011年から2020年3月時点で、のべ14,290人の学生がメンターの支援を受けている。

日本の持続的成長に女性の活躍推進が重要となっているなか、最近では将来に漠然とした不安や焦りを持っていたり、自信が持てない、子育てとの両立に負担感を持った学生が増えている。ロールモデルとなる社会人女性との出会いが、社会に出てキャリアを積み、自分らしく働こうという意欲を高めさせる。社会人メンターにとっても、学生にアドバイスすることで初心に戻るきっかけとなり、自身を振り返ることができるなど、コーチング力もアップすると評価されている。